志村 昌美

カッコよすぎーっ…!女性を虜にするラテン系俳優ガエルの魅力とは?

2018.2.16
日常生活に欠かせないもののひとつとして、「音楽」を挙げる人も多いと思いますが、そんな音楽好きにオススメの海外ドラマをご紹介します。その作品とは、2月16日より新シーズンが始まったばかりのアマゾン・プライム・オリジナルドラマ『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』。そこで今回は、本作の見どころについて主人公のロドリゴを演じたこちらの方にお話を聞いてきました。それは……。

メキシコが誇る人気俳優ガエル・ガルシア・ベルナル!

【映画、ときどき私】 vol. 143

これまで映画を中心にキャリアを積み重ね、日本でも女性ファンの多いガエルさんですが、本作はアメリカの連続ドラマに初出演となったことでも注目を集めた作品。クラシック音楽業界の裏側を描き、多くの支持を得ているドラマですが、シーズン4となる今回は日本を舞台に繰り広げられており、加瀬亮さんや藤谷文子さんなど日本の俳優陣が出演していることでも話題となっています。そこで、撮影のために日本を訪れたガエルさんを直撃し、本作の魅力について語ってもらいました。

まずはこの作品に出演を決めた理由は?

ガエル いまではAmazonでたくさんの映像作品を観ることができるというのは知られているけれど、5年くらい前にこの企画の話を聞いた当時はあまり理解できていなくて、最初は「なぜAmazonが?」と思っていたくらいなんだ。でも、新しいコンセプトとして知ったときにはすごくワクワクしたのを覚えているよ。

それから、素晴らしい才能を持った製作陣とのコラボレーションや音楽にも惹かれたんだけど、僕にとってそれまでとは違う楽しい経験になるんじゃないかという直感もあったんだ。そして、実際に飛び込んでみたらその通りになったよ。

ガエル2

本作は、第73回ゴールデングローブ賞においてテレビの部ミュージカル・コメディ部門の作品賞だけでなく、ガエルさんも主演男優賞を受賞するなど、とにかく高い評価を得ているドラマ。

こんなにも人を惹きつけている秘訣は何だと思いますか?

ガエル 僕自身このシリーズですごくオープンになれたのだけど、みなさんも僕が感じているのと同じ気持ちを抱いてくれているからじゃないかな。今回演じている天才指揮者のロドリゴというのは、数学的に音楽を考えることができるキャラクターなんだけど、僕にはその能力がないから、彼に手を引いてもらうようにして、この広大で無限な世界に歩み出しているんだ。

そうやってこの世界観に触れ合えることに僕は幸せを感じているんだけど、おそらく観ている人たちにとっても同じで、そういうところに惹かれているんだと思っているよ。

撮影中に印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

ガエル メキシコでの撮影中にすごくうれしかったのは、バイオリンを習っている子どもが「実は指揮者になりたい」と話してくれたことだね。かなりバイオリンの上手な子だったんだけど、このドラマを観て指揮者志望になったそうだよ。

まあ「ガエルができるなら僕にもできる」と彼も思ったのかもしれないけどね(笑)。僕たちは大きな冒険に飛び立とうとするとき、後押しみたいなものが必要なときというのがあるけれど、彼の場合はこの作品がそうだったんじゃないかな。

では、観る人をそういう気持ちにさせることができるのがこのドラマの魅力だと感じていますか?

ガエル シリアスなドラマではなくてコメディだから、心から楽しめるというのが人気の理由ではあるけれど、そんなふうにインスピレーションを受けることができるというのも魅力なのかなと思っているよ。

あと、クラシック好きはもちろん、そうではない人でもこのシリーズをきっかけにすごく盛り上がってくれていて、僕にとってはそういうことすべてがうれしいんだ。だから、この作品の魅力を挙げたらきりがないよ(笑)。

今回は指揮者という役どころですが、どんな準備をして挑みましたか?

ガエル 実はいまもまだ演奏シーンに対する怖さというのはあるんだけど、例えて言うなら水が冷たいとわかっていても飛び込むような感じで演じているんだ。指揮のレッスンもかなり受けたけど、そうは言っても基本レベル。だから、あとはフィーリングで「これが正しいんだ」と自分が信じるやり方でやるしかないという感じだね。今回はLAのフィルハーモニーを実際に指揮した映像も一部は使われているよ。

それと、シーズンを追うごとに音楽に対する興味もどんどん増してきているので、ハーモニーを学ぶコースを受けたりもしたし、家にピアノがあるから、それをときどき弾いたりもしているんだ。そうやって音楽への理解も深まってきているので、演奏を見ていても、何が起きているのかというのが前よりもわかるようにはなったと思うよ。

そんなガエルさんにとって音楽とは?

ガエル 音楽の魅力というのは、音楽の手のなかに自分の身を預けて、自分を解放できること。今回はそうやって演じているけれど、それが僕にとっては、すごく心地よいものでもあるし、楽しい作業でもあるんだ。

そしてもうひとつは、誰にとってもパーソナルな視点を持てるものであり、それぞれの解釈には価値があるということ。たとえば、ローリング・ストーンズの一曲だけでも、何が満足なのかというのは、聞いた人それぞれによって違うわけで、そういう意味でも音楽というのは、それぞれの解釈ができるチャンスを与えてくれるものでもあるんだ。だからこそ、それを楽しむことによって人をひとつにできるし、対話を生む力を音楽は持っているんじゃないかな。

ロドリゴはガエルさんから見てどんな人物ですか?

ガエル 「天才ミュージシャンと言われる人は、こういうタイプ」みたいなのがみなさんの頭のなかにもあると思いますが、彼にはそれをうまく使った遊び心があると思うよ。ひとつのことに秀でている人は、銀行の口座がどうだとか日常的なことが一切できなかったり、人間関係が苦手なところがあったりするけれど、ロドリゴにもそういうところは通じているんじゃないかな。元サッカー選手のマラドーナみたいに(笑)。でも、人間って何かに長けているけど、そうじゃないところもあるというのはみんな同じかもしれないね。

あとは、簡単に言うと夜になると変身してみたいキャラクターでもあるかな。なぜなら、ロドリゴには「これはやっちゃいけない」という限界がないんだ。そんなふうに自由でありたいし、彼みたいにいろいろな楽器を演奏できたらいいなと思うね。

演じていて、自分と似ているところもあると感じることはありましたか?

ガエル 僕もロドリゴと同じようにメキシコに本拠地があるんだけど、仕事でよく旅をしているし、いろんな言語で話をしたりしているから、そういう意味で彼は僕のドッペルゲンガー的な存在で、重なるところはあると思うよ。

それと、役者としての醍醐味は、ロドリゴみたいにすごく複雑な側面を持ったキャラクターを演じられること。シーズンのなかでも気持ちにいろんなアップダウンがあるから演じていても楽しいんだ。いまでは彼のクレイジーな行動も完全に理解できるようになっているし、そんな彼を演じられることは本当に最高だよ!

最後に今シーズンで注目のところを教えてください。

ガエル シーズン4のなかで非常に興味深いのは、人間関係。いままで経験してこなかったような確固たる人間関係に自分の身を置いてみようとロドリゴが思うんだ。あとは、恋の物語にも発展があるよ。

インタビューを終えてみて……。

部屋に入ってくるだけで女性陣を色めき立たせ、空気を一変させてしまうガエルさん。軽くウインクで挨拶されただけで、腰から崩れ落ちそうになりましたが、いくつになっても相変わらずの色気とチャーミングさは健在。これからもずっと追いかけ続けたいと改めて心に誓いました。ぜひ、また日本での撮影や来日があるのを心待ちにしたいと思います。

華やかな舞台の裏にこそドラマが潜んでいる!

実在するプロのオーボエ奏者が自身の経験をもとに綴った小説『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル セックス、ドラッグ、クラシック』が原作となっている本作。これまで「クラシックは敷居が高い」と思っていた人ほど、知られざるスキャンダラスなクラシックの世界にハマってしまうかも!?

ストーリー

歴史のあるニューヨーク交響楽団に新たに就任したのは、若き天才指揮者といわれるロドリゴ。しかし、変わり者でもある彼はことあるごとに騒動を引き起こしていた。そんななか現れたのは、大きなチャンスをつかもうと必死のオーボエ奏者ヘイリー。ところが、楽団存続の危機など、次々と問題が起きるばかりだった……。

胸が高鳴る予告編はこちら!

作品情報

Prime Original『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』シーズン4
Amazonプライム・ビデオにて独占配信中
https://www.amazon.co.jp/dp/B0147LRKTG



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