染谷俊之が衝撃告白!?「実際、神谷リクさんに恋していました」
『お江戸のキャンディー2 ロワゾー・ドゥ・パラディ(天国の鳥)篇』は、2015年2月に公開されてから1年におよぶロングランを記録した『お江戸のキャンディー』の続編。男性しかいない特異な世界 “EDO” で紡がれる美しくも切ない恋物語を、本作もしっかりと引き継いでいます。

美しい映像と音楽に耽溺せよ
“江戸キャン” の魅力のひとつは、なんといっても美しい映像。特異な世界を彩る鮮やかな色彩は、広田レオナ監督が前作からこだわり続けた特徴でもあります。そんなカラフルな世界の中で唯一、白一色をまとった “白鳥太夫” を演じたのが、栗原類さん。

栗原 撮影に入る前に監督とお話をして、1作目も観させていただいたんですが、僕としては前作が映像やメイク、衣装がとても美しかったので、これを続編としてどう作るんだろうと思っていました。この作品のテーマを僕は「愛情とは何なのか」だと思っていて、愛する人に身を捧げるとはどういうことか、というのを考えながら撮影しました。ところで花魁道中で染谷さんが踊るシーンではバラの花が映ってたんですけど、台本上にはなかったんですが、これは最初から考えていたんですか? それとも編集しながら?
広田監督 この映画は編集だけで6か月かかったんですけど、編集の過程で「ここに赤がほしい、たくさんたくさん赤がほしい。それにはバラの花びらかな」と思って。カラコレ(カラーコレクション・色調補正のこと)の人が作ってくれました。
荒牧 チューリップじゃダメだったんですか?
染谷 お前、何言ってるんだよ(笑)。
イベントでも時折とぼけたトークで場をなごませてくれた荒牧慶彦さんは、映画の中で唯一、現代の下北沢の記憶を持ってEDOに存在する猛役を演じています。

荒牧 僕が演じた猛は下北沢からEDOの世界に行っても記憶を持ち続けている1人で、何もかもがわからないままEDOに行って、戻ってくるんです。そこで真実の愛とは何たるかを理解して戻るんですが、猛はお客さん側の人間だと思っています。僕自身も演じてる時から、台本を何回読んでも理解しきれない部分がありましたけど、伏線がいろんなところに散りばめられていて、観れば観るほど点が線につながって行くので、そこがおもしろい作品だとあらためて感じました。
そして運命の恋の主人公、“桔梗太夫” を演じた染谷俊之さんには、ほかの出演者にはない苦労があったそう。

染谷 台本読ませていただいた時にすごく不思議な世界観だと思いました。できあがりを見たらそれを超える世界観になっていて、そこがすごく驚きました。台本では読み取れない部分も編集で作られていて。まず、小泉今日子さんがナレーションをされていたことに驚きました(笑)。
広田監督 私とばったり会ったためにね(笑)。
染谷 撮影期間は男の部分を削ぎ落としていたかもしれないですね。撮影中もちゃんとリクさん(神谷リク)を好きになろうと思って、実際に恋してました。宿舎が一緒だったんですけど、いざキスシーンの日を迎えて、その日の朝に温泉に入ったらリクさんがいて。キスシーンをする前に裸の付き合いをしてしまいました(笑)。痛恨のミスを犯してしまいましたね。
広田監督 キスシーン、50回くらいしてましたよね? くちびるから離れるシーンとか、別に(キス)しなくてもいいのにしてるんだもん。
染谷 離れたところから撮るって難しいので、キスしてから離れたほうがうまく演技できるかなと思って!
撮影現場での広田レオナ監督のイメージは、出演者によってそれぞれ。
栗原 現場も、いい意味でゆるかったですよね。キャスト・スタッフ一致団結して美しいものを作るっていうのはあったけど、笑いが入るっていう現場はなかなかなかったので新鮮な感じがしました。レオナさんとは演者としても一緒に仕事をしたことがなかったので、もっと厳しい人だと思ってたんですよ。前作を観させてもらって、今作のビジョンも細かく言われたので、怖い人だと思ってたのが(現場では)天使のような、大仏のような人でした。
広田監督 スタッフにはブチ切れてましたけどね。最終日なんか。
染谷 (監督のマネして)違うだろー!
栗原 逆にその場面、見たかったかも(笑)。
染谷 僕はラストの撮影に入る前に呼ばれて、「できる?」って聞かれて。「できます!」って言ったんですけど。
広田監督 「できます!」って言って、また同じ演技するんですよ(笑)。
染谷 でも「やれません」とは言えないですよ。
広田監督 やっぱりラストのあの狂気っていうのはなかなか難しいよね。横隔膜、痙攣しなかった?
染谷 最後、何もなかったですね、絞り尽くして。
広田監督 ひと目惚れのシーンから2人持ってってくれないと、この映画は成立しなかったので。ありがとうございました(ぺこり)。
染谷 こちらこそ、ありがとうございました!

出演者3名と監督が語る、“江戸キャン” の魅力!

栗原 この映画はレオナさんも言っていたとおり、何度も観てやっとわかるところもいろいろあるので、誰が誰に恋してるのかっていうのを読み解くのも楽しみのポイントだと思います。美しい音楽、美しい映像を楽しむだけでも癒やしになる映画だと思います。ぜひ何度も観に来てほしいです。

荒牧 誰かが誰かに恋をしているというのがテーマになっているので、何回も観ることによって新たな発見があると思います。そして広田レオナ監督のこだわり抜いたシーンも、ぜひ何回も観ていただきたいです。

染谷 キャスト、スタッフ一同力を合わせて苦労して作った作品です。ほとんど寝ないで撮影した時もありましたし、僕も花魁道中のシーンでは公園で練習したりして(笑)、苦労して撮影しました。たくさんの方に観ていただきたいです。

広田監督 前作『お江戸のキャンディー』も下北沢トリウッドで15日から本作とあわせて上映されますので、みなさん何度も観に来ていただけると幸いです。そして、みなさん、ぜひ観に来てSNSで広めてください!
Infomation
『お江戸のキャンディー2 ロワゾー・ドゥ・パラディ(天国の鳥)篇』
下北沢の年に一度の祭りの日、白(栗原類)と猛(荒牧慶彦)、そして猛の兄である龍(神谷リク)が行方不明に。そして猛と龍の実家である居酒屋の隣にあるクラブ・ラカージュでも、オーナーの六条(藤田富)と桔梗(染谷俊之)が姿を消していた。実はこの5人、男しかいない異世界“EDO”の住人になっていたのだ。EDOの世界では“白鳥太夫”として生きる白の仲間である龍は、敵対する側の“桔梗太夫”の花魁道中に行き当たり、2人は運命の恋に落ちてしまうのだが…。
7月1日よりシネマート新宿にて2週間限定上映
7月15日より下北沢トリウッドにて上映(火曜定休)
7月22日より大阪シネ・ヌーヴォにて上映
公式サイト
http://edo-can.com/
(C)「お江戸のキャンディー2」製作委員会
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