あとになって後悔しました… 母親たちが忘れられない「子どもの夏休みの大失敗エピソード」
1:子どもの自由研究で張り切りすぎて
「まだ子どもが小学生だったときの話です。本人がどうしても難しいというので、自由研究を手伝って、樹木に関する研究を私が提案し、一緒に取り組んで学校に提出しました。私はやり始めると、何事ものめり込んでしまうタイプ。始めたら面白くなってしまって、中途半端なものを出したくなかったので、結構本気で張り切っちゃったんですよね…。
すると先生から大絶賛をされてしまい、県の大会に提出することに…。私がメインで手伝ったとは思っていなくて、子どもが自力でやり遂げた研究だと思ったようです。さすがに知らん顔をして県の大会に出すのは気が引けたので、事情を説明し辞退をしましたが、子どもの手伝いなのに張り切りすぎた結果、予想外に大変なことが起きてしまい、反省しました」(40歳女性/金融)
大人が本気で取り組んだ自由研究となれば、その出来はある程度のクオリティになりますよね。あくまでも“手伝い”のつもりだったのに、熱が入りすぎてしまうと、失敗のもとにもなりかねないようです。
2:おやつを出していたら溜まり場に
「子どもの友だちが我が家に遊びに来たときには、必ずおやつを出してあげるようにしていました。ですが、それに味を占めてしまったのか、夏休みのあいだ中ずっと我が家が溜まり場になってしまいました。最近ではおやつを出さない家も少なくないですし、そもそも家に遊びに来てはダメというルールにしているご家庭もあるので、おやつが毎回出ていつでも遊びに来られる我が家は、息子や娘の友人たちにとっては居心地のいい場所だったみたいです。
遊びに来てくれるのは嬉しくても、午前中から夕方までずっと誰かが家に来ているような状態だったので、これはかなり困りました。あまり大盤振る舞いすると溜まり場になると学び、翌年からは“家に誰かを呼ぶのは週に1回だけ”と息子と娘にルールを設けました。それでも週に2回は来ていたので、大変だったんですけどね(笑)」(39歳女性/パート)
子どもの友だちが遊びに来ると、おもてなしだけでなく、何かあってはいけないと神経も使いますよね。夏休みの期間中ずっと溜まり場になってしまえば、親の気苦労や負担は計り知れません。
3:義実家との関係のせいで子どもに迷惑をかけた
「うちは義実家との折り合いがそこまで良くないので、いつも帰省のときには私の実家には長めに、義実家には短めにしていました。けれど、そんな私のことを義実家はずっとよく思っていなかったようで。ある年に義母から“今年も自分の実家だけに長く滞在するつもりなら、うちには来なくていい”と言われてしまったんです。
内心ではホッとしたのですが、息子たちは義実家に遊びに行くのを楽しみにしていたので、私のせいで行けなくなったのが申し訳なかったですね。と言うのも、義実家の縁側からは花火が見えるので、毎年息子たちは絵日記の宿題にその様子を描いていましたから…。仕方がないので、その年は別の花火大会に連れて行きましたが、あからさまに実家と義実家を区別するとトラブルになるのだなと反省しました」(38歳女性/不動産)
義実家よりも妻の実家のほうが優遇されているように感じると、ヘソを曲げてしまう義父母もいるのでしょう。自分のせいで子どもが楽しみにしていた毎年恒例の予定が飛んでしまう事態になれば、親としては落ち込みますよね。
夏休みには、想像もしなかったトラブルやアクシデントに見舞われる場合もあるものです。子どもにとっては苦い思い出にならないよう、そして親としては失敗や後悔を招かないよう、万全の体制で楽しい夏休みを過ごしたいですね。
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