両想いのはずだった…憧れの先輩が結婚してすべてが狂った「社内不倫の真実」【前編】

両想いのはずだった…憧れの先輩が結婚してすべてが狂った「社内不倫の真実」【前編】

文・塚田牧夫 — 2023.6.4
手に入らないとわかると、急にそれが欲しくなることってありますよね。友香さん(仮名・28歳)も、恋愛においてそんな経験をしたそう。そしてそれが、不倫につながってしまったと言います。当時どんな状況だったのか、詳しく話を伺いました。

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頼れる先輩を慕うようになり…

「大学卒業後、私は金融系の会社に就職しました。そこで、職場の先輩で4つ年上の和也さん(仮名)と出会ったんです。面倒をよく見てくれたことから、私も慕うように。時々、二人で食事をすることもありましたね。
たぶん…いや絶対に、出会ったときから先輩は私に好意を抱いていたと思います。それは私も同じ。ただ、先輩には長く付き合っている彼女がいました。だから私から先輩に好意を伝えることはなく、先輩からも特に何もなく。付かず離れずの関係が続いていきました」

結婚式で先輩の妻と対面

「あるとき、先輩との関係が崩れる出来事が。先輩が、付き合っていた彼女と結婚することになったのです。それを知ったとき、正直ショックでしたね。今後進展があるかもしれない関係と、可能性がない関係とでは大きく違いますから。
先輩の結婚式の日、職場の同僚たちと二次会に参加。そこで初めて、先輩の妻と対面したのですが、“いつもお世話になっています”と挨拶をされました。二人の幸せそうな姿を見て、“先輩は私のことが好きだったはずなのに…”という嫉妬心が芽生えてしまったんです」

SNSを見ては募るモヤモヤした思い

ずっと好きだった先輩…結婚後に女性の思いが爆発した「職場内不倫の真実」【前編】

「二次会に参加してから、私はモヤモヤとした感情を抱えるようになりました。“もしかしたら、私が先輩の妻になっていたかもしれないのに”と、悔しさが募るばかりで。
結婚式の後、先輩は海外へ新婚旅行に出かけたのですが、旅行中の写真が先輩のSNSにアップされて。その中に、動物園で動物と戯れる写真がありました。私は動物が大好きで、そのことを先輩も知っていたはず。だから、動物の写真が私へのメッセージのようにも感じてしまい、ますますモヤモヤしました」

久しぶりに二人きりになって…

「複雑な感情を抱えたまま1か月ほど経ったある日。私は思いを抑えることができなくなり、先輩を食事に誘って、久しぶりに二人で出かけました。そこで、“実はずっと好きでした”と正直な思いを打ち明けたんです。そして、“結婚式でも素直に祝福することができなかった”と言ったとたん、目から涙が溢れてしまいました。
すると先輩も感極まったように、“実は俺も君のことが好きだった”と思いを告白してくれたんです。そして、どちらからともなく体を寄せて抱き合い、初めて関係を持ってしまいました」


不倫を続けるほどに思いが募った「女性の暴挙」とは… 後編に続きます

“結婚後に憧れの先輩と不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。
手に入らないとわかった途端、欲しいという思いが溢れてしまうことがあります。今回のエピソードもその典型でしょう。そこで思いを抑えておかないと、後でとんでもない目に遭ってしまうことになりかねません。

©recep-bg/maroke/gettyimages