ステージの上も下も水びたし! 韓国発のユニークな音楽フェス「WATERBOMB」が日本初上陸

取材・文 尹 秀姫 — 2023.5.17
韓国発の水びたし音楽フェス「WATERBOMB」が日本上陸! どのようなフェスなのか、韓国音楽事情に詳しいライターの尹さんが解説します。

ステージ客席双方向で楽しむ夏の音楽フェス!


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この夏、韓国からヤバい音楽フェスが日本にやってくる。その名も「WATERBOMB JAPAN 2023」。タイトルどおり、まさにアーティストもフェス参加者も水の砲撃を浴びて、全身びしょ濡れになりながら楽しむ音楽フェスだ。


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韓国で2015年に始まったこのフェスは、観客同士やアーティストが水鉄砲を撃ち合う“ウォーターファイト”と呼ばれるパフォーマンスや、ステージの周りに設置された40台もの砲台から放出される大量の水を浴びる“ウォーターキャノン”など、ステージの上も下も一様に水びたしになることで一体感が生じる、まさに真夏にピッタリの音楽フェス。しかも、出演陣も毎回豪華。「WATERBOMB」のスタートから名を連ねるZICOやJ.ParkといったK-HIPHOPアーティストをはじめ、これまでEXOのKAIやCL、MAMAMOOのファサなど、そうそうたるアーティストが一堂に会することでも人気。


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気になる日本の出演者だが、こちらもかなりの人気アーティストが勢揃い。J.Parkはもちろん、ATEEZ、TREASURE、そしてBIGBANGのD-LITE、SUPER JUNIOR-D&E、NICHKHUN & JUN.K(2PM)、さらに日本からはちゃんみなが参戦など、単独コンサートのチケットをゲットするのも難しいアーティストたちがイベントに参加するとあって、チケットはすでに2次発売までソールドアウト(まだ購入は可能!)。

「WATERBOMB」が楽しいのは、普段はライブ会場で一方的に見守ることが精一杯の彼らたちと一緒に水を浴びてはしゃぎ、時にはアーティストから水を撃たれて、逆に観客席からステージに向かって水を撃つこともできるということ。また、水を浴びること前提のフェスなので、ステージに登場するアーティストの衣装も「WATERBOMB」仕様。完全にビキニを着て参加する人もいれば、普段どおりのカジュアルルックのまま登場してびしょ濡れになる人もいる。そんなフェスに参加する観客も、水着に大きな水鉄砲といういでたちの人も多く、水に濡れることを前提とした服装で来場する。


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今回は日本初上陸ということでどんなイベントなのか、どんな準備が必要なのかをレクチャーします!

1. 前方に行くなら水対策必須、後方は濡れないエリアもアリ

会場は100%濡れるエリア、50%濡れるエリア、0%濡れるエリアなどに分けられており、水に濡れる確率が示されている。自分がどの程度濡れてもいいかで行くエリアを決めよう。

ちなみに100%濡れるエリアは本当に100%濡れるので要注意。生活防水がついているスマホでも水没すると言われるほどの水量なので、このエリアに行く人は必ずスマホを防水ケースに入れていこう。

濡れて困る荷物は、まず会場に持って入らないこと。着替えなどはロッカーに預けよう。また、上からかなりの量の水が降ってくるので、ゴーグルよりもつばのついた帽子のほうが目を守るには適している。せっかく前方にいるのに水で目を痛めてはステージを観ることができない。帽子を忘れた場合は、“ウォーターキャノン”の際に下を向くなどの対処を!


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2. 水に撃たれても怒らない。人に向ける場合、顔はNG!

「WATERBOMB」は水に濡れることを楽しむフェス。このフェスで「濡れた!」と怒るのはナンセンスだ。客席上空から降ってくる大量の水だけでなく、アーティストから直接向けられる“ウォーターキャノン”は、むしろごほうび。観客同士の撃ち合いも、このフェスならではのコミュニケーションだ。

でも、だからといってどこに撃ってもいいわけではない。ステージに立っているアーティストはもちろん、たとえステージにいる人でなくても、人の顔に向けて撃つのは絶対にNG。おたがいに節度を持って楽しもう。


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3. どんな格好でもOK! だけど熱中症には気をつけて

これまでの「WATERBOMB」の観客のほとんどは水着が圧倒的に多いけれど、必ずしも水着を着なければいけないというわけでもない。会場には更衣室とロッカーも設置されているので、会場では濡れても平気な服装に着替えて、帰りは違う服に着替えて帰ることができる。7月の開催とあって日本では猛暑が予想される。いくら水を浴びるフェスとはいえ、熱中症には気をつけて、適宜休みながら、飲食しながら、フェスを楽しもう。


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タイでは今年3月、日本に先駆けて「WATERBOMB BANGKOK」が開催。「水かけ祭り」とも言われるソンクラーン(タイのお正月)と同じタイミングで開催され、こちらも大盛況だった。ZICOをはじめSUNMIやCL、GOT7のYUGYEOMとBamBamなど、人気アーティストがこぞって参加するとあって、韓国からやってくるファンもいたほど。暑いタイでは普段から開放的な服装の人も多く、そんなお国柄のせいか、海外からの来場者たちも水着率高し。みんな笑顔で水を撃ち合い、「WATERBOMB BANGKOK」を楽しんでいた。

7月15日、16日の大阪・舞洲スポーツアイランド 空の広場を皮切りに、22、23日には愛知・Aichi Sky Expo 多目的利用地A、29、30日には埼玉・ベルーナドームで、いよいよ日本初の「WATERBOMB JAPAN 2023」が開催される。「WATERBOMB」で、暑い夏を吹き飛ばそう!

※ 写真は2023年のタイ・バンコクでの「WATERBOMB BANGKOK」

Information

WATERBOMB JAPAN 2023(ウォーターボムジャパン)

https://waterbombjapan.com

【大阪公演】 舞洲スポーツアイランド 空の広場
2023年7月15日(土)開場12:00 / 開演 14:00 2023年7月16日(日)開場12:00 / 開演 14:00

【名古屋公演】 Aichi Sky Expo 多目的利用地A
2023年 7月22日(土)開場12:00 / 開演 14:00 2023年 7月23日(日)開場12:00 / 開演 14:00

【東京公演】 ベルーナドーム(埼玉)
2023年 7月29日(土)開場12:00 / 開演 14:00 2023年 7月30日(日)開場12:00 / 開演 14:00

※各会場ともに1日1公演
※開場・開演時間は予定です。変更になる場合がございます。


「WATERBOMB JAPAN 2023」の詳細を知りたい人は、こちらからチェックして。


全身びしょ濡れになりながら楽しむ音楽フェス「WATERBOMB」の様子を写真で紹介します。


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※ 写真は2023年のタイ・バンコクでの「WATERBOMB BANGKOK」