“裏アカ”にハマりました… 30代妻を不倫沼に誘った「SNSの落とし穴」【前編】

“裏アカ”にハマりました… 30代妻を不倫沼に誘った「SNSの落とし穴」【前編】

文・塚田牧夫 — 2023.5.17
不意の出会いから不倫に堕ちてしまう人もいるでしょう。そんな出会いのきっかけにもなるのがSNSです。仁美さん(仮名・35歳)は、SNSを始めたことから不倫に堕ちてしまったそう。どのようにして不倫に発展してしまったのか、詳しく話を伺いました。

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数年ぶりに旧友と再会

「夫と結婚して10年、娘も8歳になって手もかからなくなっていました。たまに友だちとお茶やランチをするくらいで暇を持て余していた頃、久しぶりに旧友から連絡が来て会うことに。
数年ぶりの再会だったので、お互いに近況報告をしました。すると彼女が、“最近ハマっていることがある”と。それは、羊毛フェルト製作でした。
作品の写真をSNSに投稿しているそうで、多くの人から“いいね”をもらえるのが楽しいのだとか。“そうやって反応があると、製作意欲が湧いてくるの”と嬉しそうに話す彼女がまぶしく見えました」

新しいSNSアカウントを作ることに

「彼女も私と同じく、結婚して子どももいる身。自分と似た環境でも夢中になれる趣味を見つけ、生き生きとしている彼女がうらやましくなりました。
“まずはSNSから始めてみたら?”という彼女のアドバイス通り、新しいアカウントを作ることに。すでに持っているSNSアカウントはありましたが、そっちは見る専用。投稿することに慣れていなくて、どんな内容をアップすればいいのかわからず、けっこう悩みました。
そこで、ためしに自分のカラダで唯一自信のある、手の写真を撮ってアップしてみたんです。すると、“いいね”がいくつかつきました。さらに、“指が細くてキレイですね”というコメントまで。小さな反響でしたが、褒められたことが嬉しかったです」

SNS上では際どいやり取り

“裏アカ”にハマりました… 30代妻を不倫沼に誘った「SNSの落とし穴」【前編】

「投稿することにもだんだん慣れてきて、写真映えするドリンクやお花の写真なども載せましたが、期待したほどの反応はありません。いろいろと試すうちに気付いたのが、少しでも肌が写った写真のときは“いいね”がたくさんつくということ。
太ももがチラッと見えている写真を載せると、かなりの反応がありました。さらに、胸もとや顔を手で隠した写真などを載せると、“いいね”は軒並み増えていくように。
“裸が見たい”といった卑猥なメッセージもきて、際どいやり取りを楽しむことも。こうして私の新しいアカウントは完全に“裏アカ”と化し、家族には秘密の場所となりました」

ハイスペック男性からDMが届き…

「DMもたくさん届きましたが、基本的にはスルー。ただ、ひとりだけ気になった男性が……。彼は悟志さん(仮名)といい、私より2歳年下で大企業に勤めるハイスペック男性でした。
悟志さんに会ってみたいという思いが強くなり、DMでやり取りをして食事に行くことに。そして、食事の後に誘われるままホテルに行ってしまったんです。
その日を境に、刺激的な日々へと一気に環境が変わりました。夫には絶対にバレていないという自信があったので、特にためらうこともなく、私は不倫沼にズブズブとハマっていったのです…」


不倫と裏アカを楽しむ妻の「悲劇的な結末」とは… 後編に続きます

“SNSの裏アカにハマって不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。
SNSの使い方を誤ると不健全な出会いを生み、破滅へと向かう行動に走ってしまうようです。

©Satoshi-K/maroke/gettyimages