不倫相手の妻に待ち伏せされました… 社内不倫が招いた「職場崩壊の結末」【後編】

不倫相手の妻に待ち伏せされました… 社内不倫が招いた「職場崩壊の結末」【後編】

文・塚田牧夫 — 2023.3.29
万理華さん(仮名・29歳)は4年前、職場に異動してきた松村さん(仮名)に好意を抱きます。松村さんは既婚者でしたが、お互いに好意を抱いていることに気づいた上司が企てて2人は不倫関係に。その後、どういう結末を辿ったのか聞きました。

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同僚にバレないように密会

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「松村さんと関係をもったあと、職場の人に気付かれないよう、私たちは会社から離れた場所で密会するようになりました。松村さんは家庭を壊したいわけではなくて、私もそんなことは望んでいません。単にお互いが刺激を求めていたことで、利害関係が一致したんです。不倫関係が始まって、私は生活にハリが出てきました。初めての不倫に、こういう関係もあるんだなと思いました。
上司は私たちの関係に気付いていたようで、たまに意味ありげに私を見てきました。でも、そんな上司の態度があるときから急に変わったんです」

会社に届いた1通のメール

「上司は普段大きな声でよく喋る人だったのに急に無口になり、ムスッとするようになったのが別人のようで怖かったです。その原因は、妻に不倫がバレてしまったからだと噂で知りました。上司の態度が変わったことで、社内はピリピリしたムードになりました。
そんなある日のこと。営業所宛てに1通のメールが届き、それは“従業員が不倫をしている”という内容が書かれていました。一瞬自分のことかと思ってドキッとしたものの、他の社員たちが上司のことだろうと話しているのを聞いて、私は胸をなでおろしました」

待ち伏せをしていた女性の正体

待ち伏せしていた女性の正体

「メールが届いた翌日の昼間、私が外出するために会社を出たときに、女性に声をかけられました。女性が“万理華さんですか?”と私の名前を出してきたので、そこで”松村さんの妻に違いない”と気づきました。
突然のことに焦ってしまい、“これから内見に行かないといけなくて…”と逃げるようにその場を去りました。後でそのことを松村さんに伝えると、やはり“妻だ”と言います。そして、ホームページにメールを送ってきたのも妻かもしれないとのことでした。
松村さんには“これ以上騒ぎにならないようにする”と言われたものの、翌日も松村さんの妻に待ち伏せをされて。もう逃げるわけにはいかないと思って、近くのカフェへ行きました。そこで、“もう仕事以外では会わないで欲しい…”と告げられました」

不倫騒動で従業員は半分になり

「この一件で、私と松村さんの不倫関係も営業所内に知れわたってしまいました。上司に相談をしようとしましたが、“自分たちで片をつけろ”と突き放されてしまって…。不倫関係になったのはあなたのせいでしょうと、上司を少し恨みましたね。
そのとき、上司も自分の不倫問題で大変なようでした。結局、上司は離婚をすることになりましたが、不倫相手は別の営業所の女性だったらしく、それが本社に伝わって異動が決まりました。間もなく私たちの不倫も本社に知られて、松村さんは再び異動に。私は同じ営業所に残されましたが、居づらくなって1か月後に退職しました。結果、営業所にいた6人の従業員のうち半分がいなくなるという事態になって、他の社員には申し訳ないことをしたと思っています」


上司の策略にハマり「社内不倫に堕ちた女性の失態」とは… 前編はコチラ

“上司の策略にハマり社内不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。
たとえ上司にそそのかされたとしても、不倫は絶対にしてはならないこと。結局は、周りの社員に迷惑をかけたり家族を傷つけたりと、マイナスにしかならないのです。

© Fast&Slow/polkadot/PIXTA(ピクスタ)