妻に黙って仕事を辞めていた… 罪を重ね続けた不倫夫の「地獄の末路」【後編】
衝撃の事実が発覚
「夫の単身赴任先から東京に戻ってからもモヤモヤしっぱなしで、考えるほど夫の行動すべてが怪しく思えてきました。ちゃんと仕事をしているのかさえ疑うようになり、私は思いきって会社に電話をしてみたんです。
社員の方が出て、夫につないでもらうようお願いすると、なぜか上司の方が出てこられました。そして、“先月退社しました”と衝撃の一言が…。まさかの事実に気が動転して、その場で倒れそうになりました」
マンションの鍵が替えられていて…
「居てもたってもいられず、私はすぐに夫のもとへ飛んでいきました。夫のマンションに着いて鍵を開けようとしたところ、鍵が替えられていることに気付いたんです。すぐに夫に電話して、“部屋の前にいるんだけど、なんで鍵を替えたの?”と聞きました。すると夫は、おどおどしながら“マンションの防犯目的で替えられたんだ。すぐにそっちに行くから待ってて”と言って電話を切ったんです」
部屋は段ボール箱で溢れかえり…
「1時間後に夫が帰ってきて部屋の中に入ったのですが、そこで驚きの光景を目にしました。以前にも増して、部屋の中が段ボール箱で溢れかえっていたんです。
私がなぜ仕事を辞めたのか、この段ボールの山は何なのかと尋ねると、夫は観念したように真実を話し始めました」
夫が真実を告白
「半年くらい前、夫は単身赴任先の土地で、若い女性と出会ったそう。飲食店で意気投合し、不倫関係に。しばらくして、女性が“リサイクル品販売の会社を一緒にやろう”と持ちかけてきたそうです。女性は経験があるらしく、具体的な計画を立てていました。夫も必要な資格を取って会社を退職し、着々と準備を進めていたそう。
ところが、だんだんと女性との関係が怪しくなってきて…。“妻に不倫を疑われている”と女性に伝えると、突然連絡が取れなくなってしまったみたいなんです。ですが、すでに会社を辞め、中古品も仕入れてしまっている夫としては、計画を断念するわけにはいきません。それで、ひとりで会社を始める準備を進めていたのだといいます。段ボールの山は、リサイクル商品だったのです。
さらに夫は不倫相手の女性に未練があると言うので、“私が何を言っても意味がない”“関係を修復するのは無理だ”と思いましたね。私は東京に戻ってすぐに離婚の手続きを進めました。夫は今もひとりでリサイクルショップの経営を頑張っていると思います」
“単身赴任中の夫に不倫された女性”の告白をご紹介しました。
夫はかなり無謀なことをしましたね。不倫に走った時点で、家庭の崩壊は免れなかったでしょう。不倫に気付くのがもっと遅ければ、周囲への被害も大きくなっていたかもしれません。早めに気付いたことは、不幸中の幸いと言えるのかもしれませんね。
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