お互いの不倫相手を自慢… 昼顔妻たちが集まる「不倫女子会の実態」【前編】

お互いの不倫相手を自慢… 昼顔妻たちが集まる「不倫女子会の実態」【前編】

文・塚田牧夫 — 2023.2.12
「類は友を呼ぶ」という言葉がありますが、同じようなタイプの人たちが集まりやすいことはよくあるでしょう。紗理奈さん(仮名・34歳)は過去に不倫をしていたことがあり、当時の交友関係がまさにその言葉通りだったのだそう。のちに大変な事態に至ったという当時の状況を、詳しく伺いました。

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不倫女子会の結成

「子どもが幼稚園に入り、子ども同士が同じクラスになったことがきっかけで、美人でしっかり者の佑子さん(仮名)と、小柄な可愛い系の亜弥さん(仮名)と仲良くなりました。
たまにランチをしながら子どもの話や他愛のない世間話をしていたんですが、ある日を境に空気が一変。ランチ会の別れ際に、佑子さんが突然“実は私、不倫しているの”と告白してきたのです。急な告白に驚いたのも束の間、隣にいた亜弥さんまで、“実は私も不倫してる…”とまさかの告白。
独身時代は、私も会社の上司と不倫をしていたことがあります。ひとりの不倫の告白をきっかけに、全員が不倫経験を持つ身と知って、3人の結束はさらに強まっていきました」

不倫女子会の活動内容

「ある日3人でお茶をしていたときに、不倫相手の話になりました。亜弥さんは“彼の声が好きなんだ”と言って、スマホのボイスレコーダーで録音した不倫相手の声を聞かせてくれました。
佑子さんは“私は不倫相手の顔が好き”と言い、スマホの画像フォルダから写真を見せてくれました。確かにお相手はイケメンで、しかも大手企業に勤めているハイスペック男性なのだそう。
すると今度は、亜弥さんが“先週ふたりで温泉旅行してきたの”と。佑子さんも負けじと、この前高級レストランに連れて行ってもらった話を始めて。ふたりは競い合うように、“不倫相手自慢”をしていましたね」

新たなメンバーが加入

「その後しばらくして、佑子さんが“不倫をしている友だちがいるから皆に紹介したい”と言って、奈月さん(仮名)という、控えめでおとなしい感じの女性をランチに連れてきました。奈月さんは、佑子さんが前に勤めていた会社の元同僚だそう。こうして不倫女子会のメンバーは4人になり、たまにランチに行ったりグループLINEでやり取りしたりするようになりました。
でも2か月後、急にグループLINEから奈月さんが抜けたんです。どうしたんだろうと思っているところに佑子さんから連絡が来て、“夫に不倫がバレたらしい”とのことでした」

解散後も懲りない面々

「その後、奈月さんが離婚するらしいという話を聞いて、皆も戦々恐々。自分たちの不倫もバレるんじゃないかと怯えていました。それで“不倫はやっぱりよくないね”という話になって、グループLINEを消去。皆でしょっちゅう集まることもなくなりました。
でも、それからさらに2か月ほど経ったころ、佑子さんの誘いでまた集まることに。久しぶりのランチ会で盛り上がっていると、佑子さんが“まだ不倫相手とは続いているの”という話をし始めました。亜弥さんに聞くと、同じく不倫を続行中とのこと。口ではやめようと言ったのに、関係は断てなかったようです。こうして3人での不倫女子会が復活しました」


エスカレートしていく昼顔妻を待ち受けていた結末とは… 後編に続きます

“昼顔妻の不倫女子会”に参加していた女性の告白をご紹介しました。
気の合う人が集まって話をすれば、共通の話題で盛り上がることができて楽しいもの。しかし、及んでいるのは不貞行為です。話のネタにしていいような軽い内容ではないことを自覚しなければなりません。

©recep-bg/maroke/gettyimages