同じ本命だけど…男性に聞いた「彼女止まりの女性」と「妻になる女性」の違い

文・沙木貴咲 — 2023.1.21
恋愛と結婚は違うという話よく聞きますが、男性にとって「彼女」と「妻」の違いは何なんでしょうか? 既婚者男性に妻として本命視した彼女の特徴を聞いてみました。

けんか後に話し合いができる

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「けんかをしたときに話し合いができるかどうかが大事。スネてしまって何を言っても無視したり、キレて怒りが収まらなかったりする女性とは長く一緒にいられない」(37歳男性・会社員)

この男性いわく「けんかをするのは仕方ない。大事なのはその後」だそうです。原因がどっちにあるとしても、歩み寄りに前向きではない女性にはやはり気持ちが冷めてしまうのだとか。

「妻と結婚した一番の理由は理性的な人だったから。怒りや悲しみを理不尽にぶつけてくることなく、どんな状況でも落ち着いて話ができる」(42歳男性・経営者)

この男性の妻はもともと同僚で職場恋愛をしていたそうで、彼女が公私混同しないところが結婚を決めるきっかけになったようです。
また、しっかりタイプで自分の背中を任せられるところも安心ポイントだったといいます。

自分にはない価値観も許せる

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「好き合っている同士でも考え方や好みは違う。お互いの違いを認めて、そっとしておいてくれる女性が良い」(28歳男性・公務員)

結婚とは何十年と続く生活そのものです。「なんでも一緒」とベッタリしていると疲れてしまうので、ほど良い距離感を保てるのが仲良し夫婦の秘訣なのでしょう。
この男性は、同じ部屋でそれぞれ別のことをしていても違和感なく過ごせる彼女と結婚したそうです。

「自分が正しいとは全員が思うことで、誰もが自分だけの正義を持っている。『私はこれが正しいと思うからあなたも従ってほしい』と言う女性とは長続きしない」(37歳男性・会社員)

良かれと思ってのアドバイスやダメ出しが男性には窮屈に感じることがあるはず。
一緒にいてもお互いの違いを認めて、「みんな違ってみんな良い」と寛容な態度を見せる彼女は居心地良く感じるのでしょう。

柔軟性があり前向き

「人生の歩みと共に彼女との関係もどんどん変わるので、柔軟に変化して対応し続けられるかが結婚を決める」(42歳男性・経営者)

この男性は40歳で起業したそうですが、そうしたライフステージの変化を夫婦で乗り越えられるかどうかで結婚の良し悪しが決まるといいます。
結婚に対して「夫に幸せにしてもらう」という考えを持つ女性は、妻としては少し物足りなく感じるとのことで、何があっても自分で考えて行動できるタイプが頼もしいようです。

「自分の仕事には出張や転勤があるので、一人でも楽しく過ごせて、どこに行くことになっても帯同できる人が良かった」(37歳男性・会社員)

こちらの男性は妻の条件として柔軟さが欠かせなかったとのこと。仕事の都合上、生活や仕事にこだわりが強いタイプとは折り合いがつかず、結婚までお付き合いが続かなかったそうです。

ときめきだけでは続かない結婚

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結婚相手は生涯を共に過ごすライフパートナーです。出会って間もないうちは恋愛特有のドキドキ感が楽しいかもしれませんが、何十年と一緒にいるには刺激より安心が大事でしょう。

安心感とは何もしなくても満たされる相手であること。たとえ離れていても寂しくない関係を築けるかどうかが、彼女止まりで終わるか、妻としてプロポーズされるかを決めるはずです。

「過去に付き合った彼女のなかで、結婚したいとまで思ったのは『ずっと私のことを好きでいてほしい』という要求がなかった女性。今の妻です」(28歳男性・公務員)

この男性の意見は男心を突いた内容で、男性の結婚観も生々しく表現していると感じます。
男性は結婚について女性よりも慎重な見極めをしていて、寂しさを埋めるために恋をする人や、恋人に依存する人はどうしても敬遠してしまうでしょう。

お互いに「好き」と思いながら程良い距離感で存在し合う。
前向きに影響を与え合いながらも自分の人生に責任を持つ。
そんな意識を心がけると、彼や気になる男性の自分を見る目が変わってくるはずです。


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