出来心で始めたアプリが悲劇の始まり… 32歳主婦が溺れた「不倫沼」【前編】

出来心で始めたアプリが悲劇の始まり… 32歳主婦が溺れた「不倫沼」【前編】

文・並木まき — 2023.1.8
職場結婚をして穏やかな日常を送っていた女性でも、不倫をきっかけにトンデモない世界へと足を踏み入れることがあります。そんな壮絶な体験をした32歳女性のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。

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マッチングアプリが不倫に走るきっかけに…

3歳年上の夫と2年前に職場結婚し、専業主婦になった理香さん(仮名)。穏やかと言えば聞こえがいいけれど、現実には代り映えのない日常にだんだん退屈し始め、女友だちに勧められたことを機に、興味本位でマッチングアプリを始めたそうです。

「結婚生活は地味なほうが幸せなのかなという気持ちもあったけれど、専業主婦をしていると新しい体験ってほとんどなくて、本当に毎日同じことの繰り返し。それで、専業主婦の友人に勧められたマッチングアプリで遊んでみることにしたんです」

登録直後に複数の男性から反応が

アプリに登録した直後にもかかわらず、多くの男性から反応や連絡があったことで、理香さんは薄れていた女性の部分が刺激されてしまったのだとか。登録したプロフィール写真は派手に加工をして、一見して理香さんだとわからないほど華やかなものを使っていたそうです。

「最初のうちは、何人かの男性とメッセージを送り合うだけで満足していたのですが、だんだんとそれだけじゃ満足できなくなってしまって…。それで、仲良くしていたうちの1人と会うことにしたんです。

その人はそこまでイケメンって感じじゃなかったけど、清潔感があって私のタイプだったんですよね。実際に会ってみたら思った以上に話がはずんで、3回目のデートで昼間からホテルへ行くことになりました」

密会を重ねるうちにだんだんと大胆になっていき…

出会い系のアプリで知り合ったこともあって、急展開でも驚かなかったという理香さん。ホテルに行ったあとは夫への罪悪感があったものの、それ以上に「私もまだ“女”としてイケるんだ」という満足感のほうが強かったと振り返ります。

「それからもその人とは定期的に会い続けて、会うたびにホテルに行く関係が続きました。だんだんと、私の気持ちも彼に対して本気になってきて…。最初のうちはあったはずの夫への罪悪感もいつのまにか薄れてしまい、夫のことなんてどうでもいいという感じで不倫相手に溺れていきました。

夫から何も言われなかったこともあって警戒心も薄れ、デートをする頻度も行き先も大胆になっていっていたように思います」


夫がついに制裁を! 昼顔妻が辿った「悲惨な末路」とは… 後編に続きます

不倫相手に溺れた結果、大切な家庭を壊すことになる人もいます。不倫のきっかけはさまざまですが、理香さんも出来心で始めた出会い系アプリがきっかけだったとのこと。どんなに日常を退屈に感じても、不倫につながりそうな道へ安易に足を踏み入れるべきではないでしょう。

©Yagi Studio/monzenmachi/gettyimages