「そんなに“したい”なら、外でしてくれば?」… 夫に告げた「逆ギレ妻の衝撃発言」【前編】

「そんなに“したい”なら、外でしてくれば?」… 夫に告げた「逆ギレ妻の衝撃発言」【前編】

文・並木まき — 2022.10.8
貴行さん(仮名)は、結婚前に半年間交際した女性とスピード結婚。新婚当初から夫婦仲はよく、結婚2年目に「そろそろ子どもが欲しい」と考えていました。しかし、妻から夜の生活を断られる日々が続いたそうです。そして、妻が夫との夜の営みを断る背景には驚きの事実が隠されていたのだとか……。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、妊活を望んだ夫に降りかかった衝撃の体験をご紹介します。

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結婚2年目にしてセックスレスに…

A portrait of a couple sitting each corners on a bed with a stressful gesture, for marriage life relationship and family life concept.

「結婚して1年間は、頻度こそ多くないものの夫婦の営みもそれなりにありました。だけど当時は妻が『まだ子どもは欲しくない』と言うので、ちゃんと避妊をして妊娠しないように気をつけていたんです。
結婚2年目になり、うちの両親が『そろそろ孫の顔が見たい』と言い出したこともあって、僕はぼちぼち子作りを始めたいと思いました。しかし、なぜか妻がその頃から『仕事が忙しいから毎日疲れていて、それどころではない』と言うようになりました。それからは、あっという間にセックスレスになってしまったんです」

妻の仕事への努力を尊重したかった貴行さんは、妻が「嫌だ」と言うのを受け入れ、しばらくは夜の生活を誘うのも控えていたのだそう。

しかしそんな生活が3か月続いた辺りで、「そろそろ子作りを始めたい」と妻に伝えたところ、妻は逆ギレ。「そんなに“したい”なら、外でしてくれば? 子どもも外で作ればいいじゃない!」と罵られたのだとか……。

不可解なキレ方をする妻に違和感。夫婦仲はどんどん冷めて…

Asian couple are quarreling at home

「結婚2年目でそんなキレ方をする妻に、違和感しかなかったんですよね。でも、仕事が忙しいからストレスが溜まっていて、人に対して優しくできないのかなぁって気もしたので、それ以上、当時は妻のことを追求しなかったんです。

今思えば、もうちょっとそのときに妻としっかり話し合うことができれば、そのあとの出来事は回避できたかもしれないなって思いますけど……。当時の僕は、とにかく妻が大事で仕方なかったし、妻が嫌がることを無理に説得してまでさせたくないという気持ちが強かったんです」

貴行さんが妻を思いやる一方で、妻の貴行さんに対する態度は日増しに冷たくなっていったとのこと。そのうちに妻の帰宅時間も遅くなり、夫婦で夕食を食べる機会も激減してしまったのだそうです。

「妻は深夜0時を回ってから疲れた顔をして帰ってくることも多くなり、“そんなに仕事が大変なんだな……”と思うようになりました。手伝ってあげたいけれど、妻の仕事は専門職で、僕が家で手伝えるようなことはなかったので、そっとしておくしかできなかったですね」


ところが、そんな生活が続いたある日、貴行さんは妻の口からとんでもない言葉を聞くことに。そして、妻からの衝撃的な告白をきっかけに貴行さんの人生は大きく狂い始めていくのです。
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「この人だ」と運命を感じて結婚した後に、夫婦仲に亀裂が入ることは決して珍しくありません。結婚後にそれほどの年月が立っていなくても、日常生活におけるすれ違いから、夫婦仲が冷めていくこともあるのでしょう。

夫婦で話し合いながら改善できるのがベストではありますが、現実には話し合いすらままならず、どうするべきかを考えているうちに時間ばかりが過ぎてしまうことも少なくないようです。

©Pranithan Chorruangsak/ArtMarie/gettyimages