深夜になると先輩から説教メール…許せない「職場のパワハラ体験談」3選

文・小澤サチエ — 2022.8.6
職場の人間関係の中でも特に難しいのが、上司との関係。不満があっても口には出せず、ストレスは溜まる一方。しかもなかには、権力を振りかざして非常識な行動を取る上司も存在します。今回は、イライラが限界に達したという先輩社員の行動を聞いてきました。

深夜の説教メール

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「いつも深夜に長文メールを送りつけてくる先輩がいます。会社で顔を合わせている時は何も言ってこないのに、夜遅くになると『やる気がない』とか『上司に対する態度が悪い』などの説教メールを送りつけてくるんです。

直接伝える勇気はないけれど、お酒を飲んで酔った勢いなのか、深夜になってテンションが上がって送ってくるのか、どちらかなんでしょう。本当にイラッとします」(有希/28歳)

面と向かっては何も言わないのに、長文メールやLINEで言いにくいことを伝える行為は、受け取る側からするとかなり不快。気になることがあるのであれば業務時間に直接伝えるべきです。

また、上司や先輩が深夜にこうしたメールを送るのは、場合によってはパワハラと見なされてしまったり、後輩のモチベーションをダウンさせてしまうこともあります。

後輩に仕事を押し付けて、その間に先輩は…

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「いつも期日直前になって、業務を振ってくる女性の先輩がいます。断ることもできないのでいつも仕方なく対応していたんですが、ある日、『このプレゼン資料、今日中に作っておいて!』と言い残したまま、彼女がどこかに出かけて行きました。

外回りに行ったのかと思い、私は言われるがままに、お昼休みも返上で資料を作っていたんです。すると先輩が、大量のブランドの紙袋を抱えて会社に戻ってきて…。その日はセール初日だったので、なんと買い物に出かけていたようです。呆れて物も言えませんでした」(美里/29歳)

他人に仕事を押し付けておいて自分だけ楽をしようとする人は、当然のことですが、誰からも尊敬されません。また、後輩の手柄を横取りする先輩もすぐに嫌われてしまいます。

後輩は先輩の行動をよく見ているので、身勝手で軽率な行動は控えるべきです。

全社員宛てのメールでお叱りを受けて…

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「社員数60名ほどのベンチャー企業で働いています。転職したばかりの頃、仕事でうっかりミスをしてしまったことがありました。すると同じチームの先輩が、全社員宛ての一斉メールで私を叱りつけたんです。

失敗をしたのは私が悪いし、お叱りを受けるのは最もですが、何も全社員に晒さなくても…と、モヤモヤしました」(沙也加/28歳)

先輩として、間違った行動をした後輩を注意するのはとても大切なこと。しかし一方的に責め立てたり、他の社員の前で恥を晒すような叱り方は、やる気を削いでしまうだけ。間違った叱り方をしてしまうと逆効果なのです。

以上、先輩の行動によってイライラが限界に達したエピソードを紹介しました。

尊敬される先輩になるためには、心から後輩を育てたいという思いやりも必要。いくら立場が上だからといって好き勝手に行動していると、単なるパワハラだと見なされ、逆に自分が追い詰められてしまう可能性もあるので注意してください。


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