実は略語でした! 「ピアス」、もともとの名は何でしょう?
【実は略語】vol. 2
「ピアス」って、略語!?
男女問わず、みんな大好きなピアス。シンプルなデザインからゴージャスなタイプまでさまざまな種類があり、その日の服装や気分に合わせて選ぶのが楽しいですよね。
自分が子どものころから、「ピアス」はずっと「ピアス」と呼ばれていた気がするのですが、意外なことに実はこれも略語。
では、いったい何の略でしょう?
ピアス、もともとの名は…?
ピアスのもともとの名称は…
「ピアスト イヤリング」です!
英語ではpierced earringsとなり、直訳すると、pierced(穴を開けた)earrings(耳飾り)。これをカタカナ発音で書くと「ピーアスト イヤリングス」となり、そこから略して「ピアス」となりました。
『情報・知識 imidas』(集英社)には、「ピアス」の意味として「耳たぶに穴を開けて付ける耳飾り」と載っています。
ピアスもイヤリングも一緒?
日本では、耳たぶに穴を開けて付けるタイプを「ピアス」、それ以外は「イヤリング」と呼ぶことが多いですが、英語圏では違うようです。
『ビジネス技術実用英語大辞典』(プロジェクトポトス)には、クリップ式やネジ式のイヤリングだけでなくピアスも含めてearringと表記する、と書いてあります。
実際、英語圏の某ネットショップでearringsのページを見てみると、日本でイメージされているピアスは「earrings」、穴を開けずに使うタイプのイヤリングは「clip-on earrings」と記載。スタッドピアスは「stud earrings」となっていました。
ちなみに、上記のネットショップで「pierced earrings」を入れて検索してみたところ、何もヒットしませんでした。英語のサイトなどで日本式「ピアス」を買いたいときは、「earrings」で探すといいようです。
ピアスは「ピアスト イヤリング」!
ピアスは「ピアスト イヤリング」の略語で、英語の形容詞「pierced」から来ていました。もとの言葉を知ると、「ピアス」という省略の仕方もステキだなと思います。音の響きもかわいいですよね。
意外な略語はまだまだあります。次回もお楽しみに!