なんで“使用済み”なの…? 同棲中の彼女をドン底に落とした「彼のエグい裏切り行為」【前編】

文・塚田牧夫 — 2022.5.21
念願叶って好きな男性と付き合うことができれば、幸せいっぱいの状態なはず。しかし、そんな幸せの絶頂の最中に、突然思いがけない災いが降りかかることもあるようです。沙由紀さん(仮名・28歳)は以前、幸せの真っ只中のときに、彼の裏切り行為に遭い、ひどく傷ついたそうです。いったい何があったのか、当時の状況を彼女に詳しくうかがいました。

思いがけない告白

「5年ほど前の話です。当時の彼、清人(仮名)との出会いは職場でした。彼は私の1つ年上。社交性があって、職場のみんなにも好かれていて、誰とでも仲良くできるタイプの人でした。

あるとき、清人からLINEが来て食事に誘われたんです。最初は、そこに特別な感情があるとは思いませんでした。ところが、食事を終えてお店を出たところで、彼が急にかしこまり、“好きなんだ”と言ってきたんですね。

ビックリしたものの、そのときは素直に嬉しかったです。そこから、清人との交際が始まりました。付き合ってすぐに“同棲がしたい”と言われましたが、うちは父親が厳しかったので、“まだ無理だ”と伝えていたんです」

同棲がスタートしたものの…

「それまで私は実家暮らしをしていて、一人暮らしの経験はありませんでした。また、親の目もあり、清人と会ってもお泊まりはほとんどナシ。制限のあるなかで交際を続けていました。

でも、それが逆に良かったのかもしれません。お互いに熱が一向に冷めることなく順調に交際が続き、2年半後にようやく私の両親から同棲の許可がおりました。

デートをしても、その場でサヨナラするのではなく、同じ場所に帰れるというのはとても幸せでしたね。家にいるときは、とにかくずっと一緒に過ごしていました。

ただ、同棲開始から3か月ほどした頃、父親が体調を崩し、私が実家に戻らなければならなくなってしまったんです…」

布団をめくって出てきたもの

「父は幸いすぐに病院に運ばれたので大事には至らなかったのですが、しばらくの間、自宅療養となりました。

そして2週間ほど経った頃、経過も良好だったので、私は清人のもとに帰ることになったんです。清人を驚かせたいという気持ちがあった私は、彼の休みの日に何も知らせずに突然帰宅しました。

すると、家に彼の姿はなく、部屋が散らかっていたので、片づけをしながら待つことに。

そして、ベッドに近づいたときでした。布団をめくると、避妊具の袋が出てきたんです。ドキッとしましたね。恐る恐る手に取ると、袋は開いており中身がなく、使用した形跡があったのです」

裏切り行為の発覚

「そして部屋の中を見わたすと、怪しい点がいくつかあることに気がつきました。玄関にあるはずの私のサンダルが、なぜかベランダに出ていたり、ボトルに詰めたばかりのはずの私用のシャンプーが減っていたり…。

なんとなく、彼以外の誰かがそこにいたような形跡が部屋のいたるところにあったんです。

そのとき、清人が家に帰ってきました。すかさず怪しい点について問い詰めると、最初は動揺して誤魔化そうとしていましたが、すぐに浮気の事実を認めたんです。相手は、以前から仲が良い女性とのことでした。

清人は、相手にも彼氏がいて、本当にその女性に気持ちはなく、私とは別れたくないと訴えてきたんです。

私も彼のことが大好きでしたし、やっと始まった同棲生活です。悩んだ末に、その女性とはもう二度と会わないと約束させて、清人と付き合い続ける道を選びました」


沙由紀さんを待っていた「まさかの展開」とは… 後編に続きます



“同棲中に彼の裏切りに遭った女性の告白”をご紹介しました。

彼女の居ない隙に浮気相手を自宅に招くとは、あまりに残酷ですよね。彼はそれが彼女を裏切り、ひどく傷つける行為だと思わなかったのでしょうか。
とはいえ今回の一件はなんとか彼女に許してもらったわけですから、これを機に彼には本気で改心してほしいものですね。

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