最後の“既婚者合コン”で悲劇…! 夫に嘘をつき続けた「不倫妻に下った天罰」【後編】

文・塚田牧夫 — 2022.6.4
明世さん(仮名・37歳)は、あるときママ友の誘いで既婚者だけの合コンに参加することに。そこで知り合った幹事のふみ子さん(仮名)に気に入られたことをきっかけに、その後も合コンに頻繁に参加するようになりました。また、そこで出会った男性と不倫関係になることもあったと言います。そうやって既婚者合コンを繰り返すうちに、ある日悲劇に見舞われたそう。いったい何があったのか、結末までを詳しくうかがいました。

合コン三昧の日々

「私は月に2、3回ほど、幹事のふみ子さんに誘われて既婚者合コンに参加していたんです。その際、夫には“友人と食事に行く”“実家に戻る”といった嘘をついていたのですが、夫は私に関心がなかったようで、全く嘘に気づいている様子はありませんでした。

それに、既婚者合コンの暗黙のルールなのか、たいてい一次会で終わり、夜の10時には解散となることがほとんどだったので、夫に怪しまれることもなかったですね」

新メンバー加入

「あるとき、ふみ子さんから合コンに関しての連絡がありました。なんでも、“最近顔ぶれが同じだから新しいメンバーが欲しい”と言うのです。

私はふみ子さんに頼りにされていたこともあり、誰か相応しい人がいないか探してみることにしました。そこで、かつて私を既婚者合コンに誘ってきたママ友も、きっとこんな感じで誰かを探して私に行きついたんだなと思いましたね。

電話帳を遡って見ていると、一人来てくれそうな女性がいました。彼女はかつてのママ友で、亜美さん(仮名)と言います。ノリが良くて可愛らしい人で、誘ってみると快くOKしてくれました。

そして、新メンバーを加えた合コンを終え、1か月ほどした頃でした。衝撃のニュースが飛び込んできたのです」

ママ友の不倫がバレて…

「新しく加わったママ友の亜美さんが、合コンで知り合った男性と後日会っていたそうなんですが、なんとそれが夫にバレてしまったのです。

その結果、離婚にまで話が及んでいることを聞き、合コンに誘った私は責任を感じてしまいました。

また、身近に不倫が原因で離婚の話が出ている人がいなかったので、それまではあまり罪悪感や危機感がなかったのですが、そのことをきっかけに私もふと現実に戻り、急に怖くなったんです。

そして、合コンにもそろそろ飽きていたこともあり、いったんひと区切りつけることに。

早めにふみ子さんにもそのことを報告しておこうと、電話をしたんですね。正直、何を言われるか不安だったんですが、ふみ子さんは“ふ~ん”という反応を示しただけで、 “次回だけよろしくね”と軽く受け入れられました。そして、次回の合コンが最後ということになったんです」

最後の合コンで夫の知り合いと…

「しかし、最後の合コンで悲劇が起きました。隣に座った男性と話していたんですが、なんとその男性は私の夫のグループ会社の人で、夫とも面識のある人だったんです。

そこで、その男性から、夫が“妻は家庭をしっかりと支えてくれている”と私を褒めていたことを告げられました。そんなこと私には一度も直接言ってくれたことはなかったのに…。

またその男性は、“ここで会ったことは誰にも言いません”と言っていましたが、そう上手い話はないですよね。きっと誰かに話したのが人づてに夫の耳に届いたのでしょう。後日、夫から“他の男性と飲み会に行っているのか?”と聞かれたんです。

そこから、私が関係を持った男性のこともバレ、離婚へと話が進んでいきました。さらに、私には収入がなかったこともあり、離婚の際、親権は夫のもとに渡ったんです。

結局、一時の快楽と引き換えに、私は“家庭”という自分にとって一番大切なものを失ってしまいました」


明世さんが「既婚者合コンにハマった訳」とは… 前編に続きます



“既婚者合コンにハマった不倫妻の告白”をご紹介しました。

家庭を顧みずに不倫に没頭していたツケが、ついに回ってきてしまったのでしょう。最初にママ友に既婚者合コンに誘われたときにきちんと断っていたら、ここまで不倫にハマることもなく、悲惨な結末を迎えずにすんだのかもしれません。

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