職場の後輩にすべてを密告され… 三股男性が青ざめた「女性たちの逆襲」【後編】

文・塚田牧夫 — 2022.5.13
真里菜さん(仮名・30歳)はマッチングアプリで知り合った雅之さん(仮名)に好感を抱き、交際をスタートさせました。しかし、雅之さんは平日にしか真里菜さんと会ってくれず、次第に真里菜さんは雅之さんに対して不満が募るようになります。そこで思い切って、真里菜さんは“週末に何をしているのか”と彼に尋ねてみたのですが、まさかの”他の女性と会っている”という答えが返って来てしまい…。しかも、“三股”という状況で、それを告げる雅之さんには悪びれる様子が全くなかったそう。その際、真里菜さんは彼への好意を断ち切ることができず、しぶしぶ彼との関係を続けることを選んだのですが、その後、三股をかけていた彼には悲惨な結末が訪れたと言います。今回は、彼女にその当時の状況について詳しくうかがいました。

他の二人の女性の名前を検索してみると…

「雅之さんから私以外にも二人の女性と付き合っていることを告げられた際、私はショックのあまり泣いてしまったんです。

その際、彼は泣いている私をよそに私の名前と他の二人の女性の名前が記された相関図のようなものを書き始めて、それを使って他の二人の女性たちとの出会いや関係を説明してきました。

さらに、“この関係に二人とも納得してくれている”と言い、私にもその関係を受け入れるように促してきて…。彼のことが大好きだった私は、どうしても彼を失いたくなくて、その関係をしぶしぶ受け入れることにしました。

その後、私は雅之さんの書いた三股の相関図を家に持って帰ったんです。ちなみに、彼の浮気相手の一人は彼の職場の後輩で、もう一人は既婚の女性。その相関図には彼女たちの名前もしっかりと書かれていました。

そうなると、気になって調べてしまいますよね。SNSで彼女たちの名前を検索すると、すぐに二人ともアカウントが出てきました。

そして驚いたのは、二人がSNS上で友だちとして繋がっていたことです。すると、数日後、私のSNSにもそのうちの一人から友だち申請が届きました」

友達申請の送り主はなんと…!

「申請してきたのは、既婚女性の沙奈さん(仮名)という方でした。SNS上とはいえ、繋がるのはどうかと思いしばらく放置していたんですが、彼女のことが気になってしまった私は、結局その申請を受理したんです。

すると後日、DMが届きました。でも、その相手は沙奈さんでもなく、もう一人の浮気相手の女性でもなく、沙奈さんの夫だったんです。

その瞬間に、沙奈さんの浮気が発覚したであろうことは、すぐに察しがつきました。夫に問い詰められて、沙奈さんは自分以外の浮気相手のことも話してしまったのでしょう。だから、沙奈さんの夫は私に連絡をしてきたのだと思います」

激昂する浮気相手の夫

「沙奈さんの夫は私に、“雅之さんがどんな男性なのか”というようなメッセージを次々と送ってきました。その激昂ぶりは、文面からも伝わってくるほど。私は怖くて返信できませんでしたね。ただ、これは大変なことになるだろうと思いました。

そこで私は一応、雅之さんに現状を報告して、“大丈夫?”というLINEを入れたんです。しかし、すぐには返事が来ませんでした。1週間ほどしてようやく返事が届き、大変な状況になっていると知らされたんです」

職場の後輩にすべてをバラされて…

「ここからは、雅之さんから電話で聞いた話になります。

沙奈さんの夫は、雅之さんのもう一人の浮気相手である、雅之さんの職場の後輩にも連絡をしたそう。

その後輩は、雅之さんの話とは異なり、三股である状態を快く思っていなかったようでした。そこで、沙奈さんの夫は、彼女に職場に彼の浮気や不倫を密告するように打診したそう。さらに、数々の会社を経営していた沙奈さんの夫は、それをしてくれれば好待遇で迎え入れてくれる他の職場を紹介するという条件を彼女に出していたそうです。

すると、雅之さんの後輩は沙奈さんの夫が出した条件を受け入れ、沙奈さんの夫の言う通りに行動しました。

その結果、雅之さんは会社にすべてをバラされたことで、職場では人間性を疑われ、居場所がなくなり、退職する羽目になったそう。さらに、沙奈さんの夫からは、多額の慰謝料まで請求されてしまったそうです。

私が知っているのはここまでです。なぜなら、それ以降は彼と連絡が取れなくなってしまったので。今、彼がどこで何をしているのかはわかりません。

私はと言うと、雅之さんとの関係を精算したのち、素敵な人と巡り合うことができ、今は幸せな生活を送っています」


真里菜さんが驚愕した「彼の裏の顔」とは… 前編に続きます



“三股をかけられた女性の告白”をご紹介しました。

三股をかけていたうえに、既婚者とまで関係を持っていた彼は、最終的に悲惨な結末を迎えたようです。これに懲りて心を入れ替え、誰かを傷つける浮気や不倫からはきっぱりと足を洗って欲しいものです。

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