“平日にしか会えない”理由を聞いたら… マッチングアプリで出会った「彼のヤバすぎる正体」【前編】

文・塚田牧夫 — 2022.5.13
一人の男性を一途に愛したとしても、相手も同じように愛を返してくれるとは限らないようです。真里菜さん(仮名・30歳)は以前、マッチングアプリで出会った彼と付き合ったものの、その彼は平日にしかデートをしてくれなかったそう。そしてある日、彼にその理由を聞くと、衝撃の事実を告げられたと言います。今回は、彼女に当時の状況について詳しくうかがいました。

出会いはマッチングアプリ

「3年ほど前です。周りの友だちが結婚し始めたことをキッカケに、“私もいい人に出会えたらいいな”と思って、マッチングアプリに登録したんですね。

すると、一人の男性とマッチングしたんです。雅之さん(仮名)という方で、写真で見る限り見た目は私のタイプ。誰もが名前を知っているような有名な会社で、営業をしているようでした。

そんな雅之さんと連絡先を交換し、メッセージのやり取りをするようになると、文章も丁寧なことがわかり好印象に。だんだんと“会ってみたい”という気持ちになってきたんですね。

そこで、“まずは食事から”ということで彼と実際に会ってみたんですが、印象は変わらず、とても誠実そうに見えました。それからほどなくして、私たちは交際をスタートさせたんです」

会えるのは平日だけ

「初めのうちは週に1回食事をする程度でしたが、次第に“できれば週末にゆっくりと会いたい”と思うようになったんですね。そこで私は、彼に週末の予定を聞いてみたんです。すると、“週末は全部空いていない”と言われてしまい…。

続けて、具体的に空いている日を尋ねてみると、“平日だけ”と言われました。そのときは、“週末は仕事があって忙しいのかな…”と思っていたんです。

それに、そこでワガママを言って彼に嫌われるのは避けたかったので、そのことに関して深く追求することはせず、しばらくは平日にだけ会う関係を続けていました」

衝撃の事実が発覚し…

「ある日、彼の家を訪れたときです。その頃の私は平日にしか会えない彼に対し次第に不満が募っていたこともあり、ふと彼に“週末は何をしているの?”と尋ねたみたんですね。

すると、“人と会っている”と言われました。続けて、“もしかして相手は女性?”と恐る恐る尋ねてみると、彼は悪びれる様子もなく“うん”という返事をしてきて…。

そこで私は動揺を抑えつつ、もう少しだけつっこんで聞いてみようと思い、“どういう関係の人?”と尋ねてみたんです。すると、“付き合っている人だよ”という衝撃の答えが返ってきました。

その際に、私が“それは二股ってこと?”と尋ねると、彼は“違う”と。さらに、“彼女はもう一人いる”と言うのです。なんと彼は、私以外に二人の女性と付き合っていました。つまり、私は彼に三股をかけられていたのです」

相関図を書いて説明し始めた彼

「あまりのショックに、私は思わず泣き出してしまいました。すると、彼がテーブルの上に1枚の紙を出し、ペンで何かを書き始めたんです。

そこには彼の名前を中心に、それを取り巻くように私の名前と他の二人の女性の名前が記されていました。そして、彼は相関図のようなものを書いて、私に他の女性との関係を説明し始めたのです。

彼は泣いている私をよそに、図に矢印を書き込み、他の二人といつごろ出会ったのかなどを話しながら、周囲の人物なども交えて丁寧に関係を説明してきました。

そうやって彼は情報がみっちりと書かれた相関図を作りあげた挙句、“この関係に二人とも納得してくれている”と言い、私にもその関係を受け入れるように迫ってきたんです。

その際、今思えば信じられない行動なのですが、当時の私は彼のことが大好きだったがために、“別れたくない”という思いから、しぶしぶその関係を受け入れることにしました」


三股関係を続ける彼を待っていた「地獄の結末」とは… 後編に続きます



“三股をかけられた女性の告白”をご紹介しました。

三股されているとわかれば、すぐに別れたくなってしまいそうですが、彼女は彼のことが大好きだったあまり、一途に愛してくれなくても彼と一緒にいたいと思ったのでしょう。

しかし、彼自身は“他の浮気相手も納得してくれている”と言っていても、本人たちが本当にそう思っているかはわかりません。トラブルに巻き込まれないためにも、浮気を知った時点で彼と今後も付き合い続けるのかどうか、冷静に考え直したほうがいいのかもしれませんね。


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