夜の生活は夫以外の男性と… 高級タワマンで暮らす妻が「不倫にドハマりした理由」【前編】
満たされないタワマン暮らし
「夫の元春(仮名)とは、24歳のときに友人の紹介で知り合いました。彼は私の5歳上。親の不動産業を引き継ぎ、会社を経営していました。
そんな元春との結婚後、私たちは都内にある高級タワーマンションで同居をスタート。そこはとにかく景色が良くて、同居する前は“夜景を眺めながら晩酌したいね”なんて話をしており、私はそこでの暮らしをすごく楽しみにしていました。
ところが、いざ結婚生活が始まると、元春は仕事が忙しく、毎日帰ってくるのが遅いんです。しかも、元春は食事を外ですませてくることが多く、帰ってきてもただ寝るだけ。
私は専業主婦だったので日中に元春以外の人と会うことはほとんどありませんでしたし、綺麗な夜景を眺めながらの一人での食事はとても寂しく、いつしか私は元春との結婚生活に虚しさを覚えるようになりました」
料理教室での出会い
「一人で家にいるばかりの生活に嫌気がさした私は、気分転換に何か始めようと思ったんです。そんなとき、近くのキッチンスタジオで料理教室が行われていることを知りました。私は料理が好きだったので、その教室に早速参加することに。
先生一人に対して、生徒が五人ほどの少人数のコースを選択しました。そこに、40代の小池さん(仮名)という男性が参加していたんです。
小池さんも会社を経営しており、彼の場合は時間に融通が利くことや、料理が好きなこともあり、この教室に参加していました」
二人で湯葉を食べに
「その後、私も小池さんも“和食が好き”ということで話が合い、私は小池さんとかなり親しくなりました。
すると、あるとき“おいしい湯葉のお店を知っているから、今度一緒に行かないか?”と彼に食事に誘われたんです。私は寂しさもあり、その誘いを快諾。
当日は帰りが遅くならないようにと、少し早めの時間からそのお店に連れて行ってもらうことになったんです。
そのお店は当初予想していたようなビルの1フロアにあるものではなく、オシャレな外観の一軒家のレストランでした。湯葉以外にも、おいしい豆腐料理を出してくれるお店でしたね。
そして、食べ終わったあとに時計を見ると、まだ夜7時。今家に帰っても、どうせ部屋には私一人です。そこで、“飲みに行きませんか?”と、ご馳走してもらったお礼を兼ね、私のほうから小池さんを誘いました」
お互いに夜の生活に不満があると知り…
「私は元春に以前連れて行ってもらったことのある、雰囲気のいいバーへ小池さんを連れて行きました。そこで、お酒を飲みながら小池さんといろいろと話をしているうちに、お互いの家庭の話題になったんです。
私が“お子さんは?”と尋ねると、小池さんは“いない”と答えました。さらに、彼は“結婚した頃から夫婦の営みはほとんどしていない”とも話していて…。
その瞬間、“一緒だ…”と思いました。そして、私も今の夫とは完全にレス状態で、心とカラダが満たされない生活を送っていることを小池さんに打ち明けたんです。
すると、お互いに夜の生活に対し不満があることがわかったことで、惹かれ合ってしまったのでしょう。飲み終えてお店を出たあと、私たちは自然とホテルに向かっていました。
その日から、小池さんとの不倫生活が始まったんです。その後、私は今までの寂しさを埋めるかのように、小池さんと頻繁に会うように。そして、いつの間にか小池さんとの関係で心とカラダを満たすようになっていました…」
彼女の場合、夫婦間のすれ違いにより、人知れず満たされない思いを抱えてしまったようです。そして、彼女はその思いを埋めるために、不倫に走ってしまったんですね。
しかし、不満がたまっていたとはいえ、不倫は許されるものではありません。結婚生活に不満があるのなら、まずはそのことについて夫婦間できちんと話し合うべきだったのでしょう。
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