嫌味それとも天然?…女性たちが女友だちからされて嫌いになったエピソード4選

文・塚田牧夫 — 2024.2.19
「親しき仲にも礼儀あり」という言葉があるように、いくら相手が親しい友人だとしてもやってはいけないことがあるでしょう。また、それをされたために、友人関係が崩れてしまったという人もいるかもしれませんね。そこで今回は、“女友だちを嫌いになった出来事”について、女性たちにその体験談を語ってもらいました。

トイレで悪口を聞いてしまい

「職場の同僚とカフェでお茶をしたんですね。私はカフェオレを飲み、友人は軽食を注文しました。すると、お会計のときに友人から千円札を渡されたので、私が一緒に支払いをすませました。

後日のこと、私が職場のトイレに入っていたときです。個室のなかにいると、その同僚が別の社員と一緒に入ってきたのが声で分かりました。そこで、以前に私とお茶をしたときの話をしていたんです。

そうしたら、“あの人お釣りを返してくれなかったの”と、私の悪口を言っているのが聞こえてきて、ショックを受けましたね。40円ぐらいだったし、多めに払ってくれたんだと思ったのに…」ハルカ(仮名)/28歳

彼女としては言いたいことがあったのなら、直接言って欲しかったのでしょう。陰で悪口を言われているとなれば、誰しもいい気はしないはずです。

使用後すぐに消毒をされて

「一年前に友人宅に遊びに行ったときです。ハンディマッサージ機が置いてあったんですね。肩が凝っていたので、それを貸してもらったんです。

肩のあたりをめくって、10~15分ほど使わせてもらいました。かなり高性能で、すごくスッキリしたんです。

でも、それを返したあと、友人がすぐに除菌シートで念入りに消毒しているのを見て、少し悲しい気持ちになりました」マサコ(仮名)/29歳

今のご時世では消毒をするのは仕方がないことですが、目の前でやられるとなると悲しい気持ちになる人も。せめて見えない場所で行うなどの配慮が欲しいと思ってしまったのでしょう。

せっかく買ってきたお弁当に

「職場にひとつ年下の仲のいい後輩がいるんですね。その後輩が、午前中すごく忙しそうだったんです。お昼休みをとる余裕もなさそうだったので、私が気を利かせてちょっといいお弁当を買ってきてあげました。

それを渡すと、“ありがとうございます!”と喜んでくれたんですが、食べながら“高いわりにおいしくないですよね”と言われてしまい…。そのときは、だいぶショックを受けました」ミナ(仮名)/28歳

せっかく買ったお弁当ですから、おいしく食べてもらいたかったはず。それにもかかわらず、その場でケチをつけられるとなれば、誰しもショックを受けるでしょう。

優先順位の低さに

「友人と出かける約束をしていて、待ち合わせをしていました。すると、友人が15分ほど遅れて到着。まず、近くのお店で食事をしたんです。

すると、友人が途中でトイレに行ったんですが、なかなか戻ってこないんですね。その後、15分ほどして戻ってきたので、お店を出ました。

次に、電車での移動。そこで友人がスマホを熱心にいじっていたので、何をしているのかと覗いたら、ゲームをしていました。そこで、“もしかして今日遅れた原因はゲーム?”と聞いてみたんです。そうしたら、友人は悪びれもせずに“そうだよ”と一言。

その友人は目的の駅に着いてもゲームに夢中で気づいていなかったので、さすがにイラっとしてしまいました」マオ(仮名)/27歳

ゲームに夢中になるのもいいですが、今優先すべきは友だちでしょう。ないがしろにされ続けるとなれば、それは友人関係を見つめ直す要因にもなりかねません。

“女性たちが女友だちを嫌いになった出来事”をご紹介しました。

嫌いになる原因は、ケンカなどの直接的なものではなく、無意識の言動などがもたらす間接的なものが多いようです。いくら気心の知れた友人であっても、礼儀や配慮の心は忘れないようにしたいですね。

©Hitoshi Nishimura/oatawa/gettyimages

※ 2022年6月13日作成