夫の後輩と一線を越えてしまい… 34歳妻が犯した「ある夜の裏切り行為」【昼顔妻の告白 前編】
夫との出会いは?
「私が大学3年生のときです。居酒屋でアルバイトをしていたんですが、そこに二人の若い男性がやってきました。それが、のちに夫となる文則(仮名)と、その後輩の拓海くん(仮名)でした。
二人のオーダーは私が担当したんですが、彼らは私がテーブルに行くたびにオーダーとは関係のない質問をしてくるんです。“名前は?”“年齢は?”“どこに住んでいるの?”などと、接客するたびに1つずつ聞かれました。そして最後に、“連絡先を教えて”と言われたんです。
その際、彼らに対して悪い印象は抱いていなかったので、私は連絡先を交換することに。そして、その後は三人で遊ぶようになり、しばらくして私は文則と付き合いました」
結婚後の生活は?
「文則と付き合ってからも、三人で遊ぶ機会は多かったですね。拓海くんは本当に先輩の文則を慕っている感じがしました。私はそんな二人の関係性がとても好きでしたね。
そして、文則と結婚して2年ほどした頃。どうも彼は職場での人間関係に悩んでいるようで、私に“職場に行くのが辛い”と愚痴をもらすようになりました。文則が落ちこんでいる姿を見ていると、私も辛くなってしまい、“辛いときは逃げることも大事だよ”と彼に会社を辞めることをすすめたんです。
その後、文則は退職を決意。仕事を辞めてからは、飲食店でアルバイトを始めました。私も毎日働いていましたし、文則には失業手当も出ていたため、幸いなことに家計が苦しいという状況にはならなかったんですが…。
ただ、文則が空いている昼間の時間帯にしょっちゅう遊びに行くようになり、私は若干もどかしさを感じていました」
夫との関係が崩れたキッカケは?
「そんなとき、拓海くんから連絡があり、二人で飲みに行くことに。その頃の拓海くんは仕事も順調で、趣味で始めた投資なども上手くいっていたらしく、話を聞いていると以前よりたくましくなったように感じられました。
その際に、拓海くんから文則の近況を聞かれました。最初は、やはり先輩のことを気にかけているんだなと思ったんです。ただ、そこで“なぜ文則が仕事で悩みを抱えるようになったのか”という話になりました。そして、私はそこで思いがけない出来事がきっかけとなっていたことを知らされたのです。
拓海くんが言うには、文則は職場の女性社員と関係を持ったらしく…。しかも、その女性は上司の不倫相手だったそう。そこから上司との関係がギクシャクし、職場での居場所がなくなっていたそうなんです。
さらに、拓海くんに多額の借金をしていることも聞かされました」
不倫に走った理由は?
「事実を知り、動揺していた私を、拓海くんは心配そうに見つめていましたね。その際、私は拓海くんに手を握られたんです。そんなことを今までにされたことがなかったので、ちょっとドキッとしました。
そこで、拓海くんは出会った頃の話をしてきたんです。というのも、本当は最初に私に好意を抱いたのは、拓海くんだったのだと。
そもそも、私のバイトしていた居酒屋には別の友だちと来たことがあり、そのときに私に一目惚れしたのだそう。それを先輩である文則に話して、なんとかつないで欲しいと頼み、私と連絡先を交換するに至ったそうですが…。
三人で遊んでいるうちに文則が私を好きになってしまい、それを知った拓海くんは後輩として自ら身を引いたそうです。そして、事実を話し終えたのち、拓海くんは私に“ずっと好きだった”と告白してきました。
そのとき、文則への不信感もあった私は、拓海くんの思いを受け入れたくなってしまったんです。そしてその日の夜、私と拓海くんは一線を越え、不倫関係になりました」
“夫の後輩と不倫した妻の告白”をご紹介しました。
後輩としては、今は先輩の妻とはいえ、かつての憧れの女性を放っておくことができず、“救いたい”という気持ちになったのかもしれません。しかし、本人たちにとっては“救い”となっても、不倫である以上、それは“許されざる行為”。二人とも一刻も早く目を覚まして不倫関係を解消しなければ、近い将来大きな代償を支払うことになるでしょう。
©Dougal Waters/gettyimages