ホテル密会中に夫が乱入…! 不倫三昧の妻を待っていた「エグすぎる末路」【後編】

文・塚田牧夫 — 2022.5.3
夫の悟志さん(仮名)と結婚し、息子を授かった紗英さん(仮名・35歳)。当時不倫をしていた紗英さんは、二人で行うことになっていた育児や家事をおざなりにすることはなかったため、不倫に対する罪の意識はあまりなかったそう。そんななか、不倫相手とのデート当日に子どもが体調を崩し、保育園からお迎えの連絡が。しかし、その頃の夫の家事や育児への協力が少なくなってきていたことを理由に、紗英さんは夫に子どものお迎えをお願いし、自らは不倫デートを楽しみました。その後、夫から不倫の疑惑をかけられたことで、すさまじい夫婦喧嘩が勃発。しかし、その後も紗英さんは反省することはなく、不倫を続けていった結果、最後は悲惨な結末を迎えてしまったそう。いったい何があったのか、そこに至るまでの経緯も合わせて彼女に詳しくうかがいました。

不倫相手の男性

「私の不倫相手は、三橋さん(仮名)という方で、年齢は私の8歳上。仕事関係で知り合った、雑誌の編集をしている人でした。

三橋さんも結婚していましたが、子どもがいなかったんです。そのこともあって、時間は比較的融通が利くため、私に合わせてくれていました。

三橋さんは以前、グルメ雑誌の編集に携わっていたこともあり、お店にすごく詳しかったんですね。不倫デート中は、そんな彼と一緒においしいご飯を食べながら、愚痴などを聞いてもらって、楽しい時間を過ごしていました」

ホテルに入ってきた男性は…

「食事をしたあとは、いつもホテルに行く流れでした。ホテルはよっぽどお店から離れていない限り、だいたい同じ場所を使っていたんです。

その日は、ホテルから近い場所で食事をしたのち、歩いてホテルに向かいました。なかに入り、三橋さんが受付をしているところで、私はロビーのソファに腰を下ろしたんです。

すると、背後に人の気配を感じました。振り返ると同時に、その人がこっちを覗き込んできて…。それは、なんと夫の悟志でした。

さらに、夫はスマホを手に持ち、カメラをこちらに向けていて…。そして、“撮ったぞ”と言ってきたんです」

お店から尾行してホテルへ

「夫の口調は冷静でしたが、だいぶ興奮しているようでしたね。そのときは私も状況が飲み込めていなかったので、頭のなかはパニック。

三橋さんも唖然としてこっちを見ていました。おそらくフロントの従業員も、だいぶ焦っていたんじゃないでしょうか。その人の顔を見られるほど、気は回りませんでしたが…。

どうやら夫は、私たちのことをお店からつけていたようでした。そして、ホテルに入ったのを見計らって、乗り込んできたのです。

夫は“やっぱりな”と言って、三橋さんのほうにもカメラを向けました。そして、私に対し“子どもを連れて出て行くから”と言い残して、その場を去って行ったんです」

本当に子どもを連れて出て行かれ…

「動揺を鎮めるため、いったん私たちはホテルの部屋に入りました。そこで、これからの対処法を考えたんです。

夫は小心者なので、おそらくすぐに家を出て行くことはないと思いました。とりあえず、子どものことを優先して考え、話し合いの場を持とうと思ったんです。三橋さんも、“弁護士などを紹介するから”と言ってくれました。その後、すぐに家に戻ったんですが…。

家には、すでに誰もいないんです。どうやら、夫は本当に子どもを連れて出て行ってしまったようでした。それと同時に部屋のなかを見渡すと、いろいろなものがなくなっていることに気づいたんです。

壁際にあった家族写真もなくなっていて…。部屋が殺風景になったことで、以前、悟志とケンカしたときに付けた床やテーブルのシミがとても目立って見えましたね。

その後、親権を争う形で離婚調停に入ったのですが、決着がつくまでに半年以上かかりました。そして私は、最終的に“親権を失う”という悲惨な結末を迎えました…」


夫が激怒した「紗英さんのありえない行動」とは… 前編に続きます



“子どもそっちのけで不倫を楽しんでしまった女性の告白”をご紹介しました。

子どもの世話をせず、不倫にいそしんでいたわけですから、離婚の際に親権が取れなかったのは当然の結果とも言えるかもしれません。紗英さんのように目先の快楽を優先して不倫に走ってしまうと、のちに大きな代償を払わなければいけなくなるのでしょう。

とはいえ、失ってから後悔するのでは遅いので、始めから不倫なんてするのではなく、今一緒にいてくれる家族に感謝し大切にしてほしいものです。

©west/gettyimages
©PonyWang/gettyimages