子どもを放ったらかして不倫デート… 不倫三昧の妻が犯した「ありえない失態」とは【前編】

文・塚田牧夫 — 2022.5.3
不倫関係にある場合、人目を気にして行動なども控えめにすることが多いでしょう。しかし、そんな関係にも次第に慣れが生じた結果、大胆に行動するようになり、家族そっちのけで不倫に走ってしまう場合もあるようです。紗英さん(仮名・35歳)はかつて不倫に走り、子どもがいる身でありながら“ありえない行動”を取ってしまったと言います。今回は、その当時の状況などを彼女に詳しくうかがいました。

家庭では均衡を保っていたが…

「夫の悟志(仮名)と結婚したのち、息子を授かりました。その後、私は職場に復帰し、出版関係の仕事をしていたんです。

その頃、夫と相談して家庭で心がけていたのは、“子育てや家事などはすべて分担して行う”ということでした。役割をきっちりと決めるというよりは、お互いがやることのバランスを取ることを重視したんです。

相手が食事の支度をしたら、自分は片付けや掃除をする。洗濯をしてもらったら、お風呂掃除をするなどして気を遣い合いました。こうして、家庭内の均衡を保っていたんです」

保育園からの連絡

「当時、私は仕事関係で知り合った男性と不倫していました。

でも、不倫中も子育てや家事など自分のやるべきことはしっかりとやっていたので、私としてはそこまで罪の意識はなかったんです。

しかし、ある日のこと。仕事中に息子の通っている保育園から連絡がありました。“体調が悪いから迎えに来てほしい”と言われたんです。

実はその日、不倫相手と食事をする約束をしていました。しかも、その日は以前から楽しみにしていた、なかなか予約の取れないお店を予約していたんです。“どうしようか…”と悩みましたね。

それに加えて、丁度その頃は夫があまり家事をしてくれず、私の負担が大きくなっていた時期でした。そういうこともあり、私は夫に息子のお迎えをお願いすることにしたんです」

子どもを夫に任せて不倫相手と密会

「夫には大事な会議があって、そのあとに会食があると伝え、息子のお迎えをお願いしました。

仕事終わり、不倫相手と会い、予約していた中華料理店へ。名物の水餃子に舌鼓を打ち、食べ終わったあとはホテルへ行きました。

その間、しばらくスマホを触っていなかったのですが、彼と別れた後にスマホを見てみると、夫から10件近く電話がきていたんです。子どもに何かあったのかと思い、すぐに折り返しの連絡を入れました。でも、問題はなく、夫は単に私と連絡がつかないことに腹を立てているだけだったんです。

家に戻ると夫はまだ怒っていたのですが、一方で私はテーブルの上にあった夫の食べ残しが気になりました。“食べ終わったら自分で片付けなさいよ”と、私も夫に対し腹が立っていましたね」

夫からの指摘に怒りが込みあげてきて

「そこからは不満のぶつけ合いでした。自分のほうが育児や家事をやっている、やっていないの言い合いです。

すると夫が、“付き合っている男性でもいるのか”と言ってきて…。それに対し、すかさず私は“いるはずがない”と否定しました。

しかし、夫はその後も“本当は不倫しているんじゃないか”などとしつこく聞いてきたので、強い怒りが込みあげた私は、咄嗟にソファの上にあったクッションを投げつけたんです。

それがテーブルの上にあった醤油さしに命中し、壁のほうに飛んでいきました。そして、クッションはもちろん、床にもテーブルにも醤油のシミをつけてしまったんです。

でも、私も夫もそれを見てみぬふり。その日はそのまま寝てしまいました。翌日、床とテーブルを拭いたのですが、醤油のシミは消えないままでしたね」


懲りずに不倫を続けた紗英さんの「エグすぎる末路」とは… 後編に続きます



“子どもそっちのけで不倫を楽しんでしまった女性の告白”をご紹介しました。

もしかすると夫は、妻の不倫に気づいていたのかもしれません。夫だけでなく妻側にも不満が溜まっていたとはいえ、妻が不倫しているとなれば夫からの指摘に反論する余地はないはず。

ましてや、体調不良の子どもの心配をせずに不倫相手と会っているとなれば、夫の怒りがおさまらないのも当然でしょう。妻には不倫によって大事なものを失う前に、夫からの抗議を素直に受け入れて、しっかりと反省してほしいものです。

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