“実は、離婚して欲しいんだ”… 結婚3年目、34歳妻が驚愕した「夫の衝撃告白」【前編】

文・塚田牧夫 — 2022.5.6
結婚してしばらくすると、「そろそろ子どもが欲しい」と考える人も多いと思います。でも、夫婦間で子どもを授かることへの考え方が異なっていると、すれ違ってしまうこともしばしば。真純さん(仮名・34歳)は以前、子どものことで夫と意見が合わず、大変な思いをしたそう。いったい何があったのか、彼女に詳しく話をうかがいました。

夢をあきらめて就職した夫

「私は大学2年生のときに、夫の和孝(仮名)と出会いました。夫は当時大学4年生で、バンドをやっていたんですね。

そして、和孝と出会ってしばらくしたのち、交際がスタート。和孝は、大学卒業後もバイトをしながらバンド活動を続けていくことに。一方で、私は大学を卒業後に就職。

その後、交際から5年が経った頃に私たちは結婚しました。さらに、結婚を機に和孝はバンド活動をやめ、一般企業に就職したんです」

不倫を疑ったものの…

「結婚して少しずつ生活も安定してきた頃、私は和孝に“子どもが欲しい”という話をするようになりました。最初は、和孝もそれに賛成してくれていたんですね。

ところが、だんだんと和孝の子作りに対する意欲が薄れてきたように感じました。あまり熱心ではないというか、乗り気ではないというか…。

そんな姿を見て、私は一時期、和孝の不倫を疑ったこともありました。

しかし、誰かと連絡を取り合っている素振りはなかったですし、休日や夜に不自然な外出などをする様子もありません。出かけるとすれば、趣味で続けている音楽活動くらい。そのため、不倫の可能性はないなと思うようになりました」

突然、離婚を切り出されて

「結婚して3年が経った頃。私の30歳の誕生日が目前に迫っていたこともあり、子どもに関して“ちゃんと話し合わなければ”と思いました。

そこで、私はある日、和孝に“子どもが欲しい”という話をしたんです。すると、和孝は“うーん”と渋い顔をするばかり。

そして、しばらく黙ったあとに、“自信がない”と呟くように言いました。さらに、“実は離婚して欲しいんだ…”と言われてしまい…。

まさかそんな話になるとは思ってもいなかったので、そのときは返す言葉が出ないほど驚いてしまいましたね」

離婚の理由

「私は和孝に恐る恐る離婚の理由を聞いてみたんです。すると、和孝はポツリポツリとその考えに至った理由を説明してくれました。

なんでも、和孝は少し前にかつて同じバンドのメンバーだった友人に久しぶりに会ったそうなんです。その友人も結婚後に一般企業に就職しており、最近子どもが産まれたばかりなのだそう。その際、“子どもを育てるのは結構大変だ”という話を聞かされたそうなんですね。

その友人は“給料が安いから”という理由で、昼間の仕事とは別に夜もアルバイトをしていると言っていたのだそう。

また、和孝が言うには、友人は幸せそうではあったものの、そのやつれた顔を見て、複雑な気持ちになってしまったそうで…。それで、“子どもを養うのは自分には無理だ…”と思ってしまったようなんですね。

そんな和孝に対し、私は“そこまで重く考えなくてもいいのではないか”“二人で支え合えばやっていけるはず”という話をしたんですが、和孝の考えは変わらず。

それどころか、“子どもが欲しいのであれば、別の人と結婚したほうがいいかもしれない”、“離婚したほうがお互いのためだと思う”と言われてしまいました」


夫に離婚を迫られた「妻の苦渋の決断」とは… 後編に続きます



“結婚3年目に離婚を切り出された女性の告白”をご紹介しました。

夫は友人のやつれた顔をみて、子どもを授かることへの不安が大きくなってしまったようです。こうなってしまった以上、妻は夫の気が変わるのを待つか、もしくは離婚をするかという究極の選択をせざるをえないのかもしれません。


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