“2人目が欲しい”と伝えると… 妻が驚愕した「夫の衝撃的な本音」【後編】

文・並木まき — 2022.4.22
真琴さん(仮名)は3歳年下の夫と結婚後、間もなくして妊娠が発覚。そのときはとても嬉しかったそうですが、その後激しいつわりに苦しむことに…。しかし、そんな体調が優れないなかでも夫は真琴さんを求めてくることがあり、夫婦で相談した結果、出産するまではそういった行為を一切しないことにしたのだそう。その後、無事出産してしばらくした頃、真琴さんは自ら夫を夜の営みに誘ったそうですが、なんと夫は目を泳がせてその誘いを拒絶。それからというもの、できるだけそのことを気にしないようにして過ごしていたものの、いつまで経ってもレス問題は解決しなかったため、二人目が欲しかった真琴さんは夫と話し合うことを決意。しかし、夫の口からは想像もしていなかった衝撃的な本音が出てきたようで…。今回は、メンタル心理カウンセラーの並木まきが、そんな出産後のレスに悩んだ女性のエピソードをご紹介します。

二人目の子作りを希望するも、夫に聞き入れてもらえず…

真琴さんは一人目の育児が落ち着いてきたと感じた頃に、「そろそろ二人目が欲しい」と夫に打ち明けたそう。

しかし、妊娠が発覚してからずっと夜の営みをしていなかった背景もあり、夫は困った顔をするだけで、真琴さんの希望に対して明確な返事をしてくれないまま時間ばかりが過ぎていきました。

その後、何度も二人目の妊活の話をしても夫に同意してもらえないばかりか、レスも解消できずにいたことに真琴さんは段々と不満を募らせていったと言います。

そんなある日、真琴さんは勇気を出して、二人目の妊活に協力してくれない理由を夫に尋ねてみることにしたそう。

すると、夫から衝撃的な言葉が飛び出してきたそうで…。

「最初のうちはモゴモゴと理由を言いにくそうにしていた夫でしたが、私の真剣な表情を見て観念したのか、“君のことは家族としてしか見ることができない。正直、二人目を作る気になんてなれない”と本音を打ち明けてきたんです…。

そう言われた瞬間はショックでしたが、その後二人で腹を割って色々と話をした結果、最終的には子作りは諦めることにしました。

というのも、その時点でレスになって3年以上が経っていましたし、簡単に夫婦仲を改善できる状況ではなかったんですよね…」

子作りを諦めた途端、予想もしなかった展開に…

しかし、夫婦で話し合って二人目の妊活をしないと決めてからというもの、夫の肩の荷も下りたのか、その後はそれまでよりも夫婦関係が良好になっていったのだとか。

そして、あれほど真琴さんを悩ませていた夫婦間のレス問題も自然と解消へと向かっていったそうです。

「あれだけ悩んでいたのは、なんだったんだろうという感じで、一度夫婦関係が戻ったらそのまま頻繁にするようになりました。

もともと夫は性欲が強いほうだったので、子作りのプレッシャーから解放されたことで、自然に私とまたできるようになったのかもしれませんね」

そしてその2年後、真琴さんは自然に妊娠し二人目を授かることができたそう。

レスに陥っていたときには「もう夫婦関係の修復は無理かもしれない」と深く悩んだそうですが、結果としてまた夫婦関係が良好な状態に戻ったことに「奇跡みたいです。本当によかったなと思っています」と真琴さんは笑顔で話していました。


出産後に真琴さんが抱いた「夫への違和感」とは… 前編に続きます



夫婦間に問題があるとき、そればかり意識してしまうと、かえって関係が悪化することもあるようです。真琴さん夫婦のように一度二人の間にある問題から離れて関係をリセットできれば、結果として早い段階での関係修復が見込める場合もあるのでしょう。

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