出産後一気にレスに… そのとき、34歳女性が抱いた「年下夫への違和感」【前編】

文・並木まき — 2022.4.22
結婚してすぐに子宝に恵まれたところまではハッピーだったのに、その後、子どもができたことで夫婦の関係性が大きく変わってしまうこともあるようです。今回は、メンタル心理カウンセラーの並木まきが、そんな体験をした女性にお話をうかがいました。

結婚直後に第一子を妊娠! 幸せを実感する日々

真琴さん(仮名)は、3歳年下の夫と結婚。その後、結婚1年目に第一子を妊娠したそう。

予定外の妊娠ではあったものの、早めに子どもが欲しいと考えていたので、妊娠がわかったときはとても嬉しかったそうです。

「ウチは夫婦ともに性欲が強いほうで、結婚前から頻繁に夜の営みを行っていました。入籍をしてからは避妊をしなくなり、“自然に妊娠したらいいな”と考えていたので、妊娠がわかったときは本当に嬉しかったんです」

しかし、妊娠の喜びに浸っていたのも束の間、真琴さんはその後、激しいつわりに耐える毎日に…。

つわりが激しく「夜の営みはナシ」と夫婦でルールを

「思っていた以上につわりがひどくて、そのときは1日中ベッドで横になっているような状態でした。家事もあまりできなかったですし、そのタイミングで仕事も辞めたんです。

それでも夫はもともと性欲が強いせいか、私の具合が悪いのに求めてくることも多くて…。体調がすぐれなくてそんな気分になれなかったことや、お腹の子のことを考えると私はしたくなかったので、素直にそのことを夫に打ち明けたんです」

夫とじっくりと話し合いをした結果、出産までは一切そういったことはしないと夫婦で決めたそうです。その後、真琴さんは無事に出産。
母子ともに健康で、何の問題もなく夫婦と子どもとの暮らしが始まりました。

「出産後、しばらくはしたい気分になれなかったのですが、産後2か月くらい経った頃に、もうそろそろ我慢していた夫に悪いなと思い、私から夜の営みに誘ったんです。
ところが、夫はさぞかし喜んでくれるだろうと思っていたのに、とても困惑した表情になり…。“今はそういう気分じゃない”と、断られてしまいました」

なんと夫は目を泳がせて、妻からの誘いを断ったのだそう。真琴さんはそこに違和感を覚えたものの、そのときは夫を責めることもなく「時間が解決してくれるだろう」と思い、なるべくそのことを気にしないようにしたそうです。


ですが事態は、真琴さんが想像していたより深刻で、このあと思いもよらなかった方向へと進んでいきました。

真琴さんに告げられた「夫の衝撃的な一言」とは… 後編に続きます



子どもが産まれたことで、夫婦の関係が変わる話は珍しくないのかもしれません。新婚であっても家族が増えると、夫婦だけで生活していたときとは環境も大きく変わります。となると、真琴さん夫婦のように、子どもが生まれる前の生活に戻るのが難しくなることもあるのでしょう。

©Forewer/Shutterstock
©Saito Fam/gettyimages