妻が妊娠している間に… 38歳妻を追い詰めた「浮気夫の極悪非道な行為」【前編】
浮気癖のあった男性と結婚
「夫の圭介(仮名)は、私よりも9歳下。知り合ったばかりの頃の彼は自由奔放なタイプで、そんなところが可愛いなと思っていましたね。ただ、当時の彼はかなりの遊び人で…。
夜に飲みに行ったまま連絡がつかなくなったり、朝帰りすることは数知れず。なかには、浮気相手と思われる女性からSNSで私宛にDMが届くこともありました。
そうやって彼の浮気が発覚するたびに何度も別れそうになったんですが、その度に話し合いを重ね、関係を継続していたんです。その後、彼が“浮気はもうしない”と誓ってくれたことで、結婚を決意。
結婚後しばらくして子どもが産まれた後は、彼はよく一緒に子どものお世話をしてくれました。夜泣きなども対応してくれていたので、“良い父親になってくれてありがたいな”と思っていたんです」
夫の「もう一人欲しい」の言葉に
「第一子が2歳になる頃、子育てが少し落ち着いたことで、私の気持ちにも余裕が出てきました。すると、ちょうどその頃、圭介が“もう一人欲しい”と言い始めたんです。
私ももう一人欲しいと思っていたので、その言葉は嬉しかったんですね。でも、いざ妊活を始めてみると、一人目のときのようにすんなりとはいきませんでした。タイミング法なども取り入れていたんですが、なかなか妊娠せず…。
その頃、圭介も彼なりに勉強して、一緒に妊活に励んでくれていました。だから、思うようにいかず落ち込むこともあったんですが、諦めずに妊活を続けていたんです」
妊娠中に浮気をしようとしていることが発覚し…
「ある日、一緒にリビングにいたときに、圭介が触っていたスマホをソファに置いたままトイレに行ったんです。そのとき、スマホはまだ開いている状態でした。私はそれを手に取り、何気なくLINEを覗いてしまったんです。
そこに女性の影はなかったんですが、私も知っている男性とのやり取りがありました。出来心でその会話を覗いてみると、圭介はその人に妊活について話していて、やり取りのなかで“今妊活を頑張っているのは、里帰り出産の期間中に思いっきり遊びたいからなんだよね”と送っていたのを見てしまったんです。
その瞬間、圭介は私の妊娠期間中に遊ぶ気満々だということを悟りました。さらにやり取りのなかには、前回の出産時に私が3か月ほど実家に帰省していた間、他の女性と遊んでいたようなことも書かれていたんです」
クレジットカードの明細で発覚
「考えたくはなかったんですが、圭介は浮気をしたいがために私に第二子が欲しいと言ったのではないかと一気に不安になりました。そして、疑心暗鬼になった私は、過去に本当に浮気していたのかを確かめるために、インターネットでクレジットカードの利用明細を見てみたんです。
明細を見ることはあまりなかったものの、結婚してからはクレジットカードを共有していたので、パスワードなどはわかっていました。実際に遡って見てみると、私が出産のために実家に帰省しているときに誰かと食事をしている形跡があったんです。でも、ホテルなどの利用はなかったんですね。
ただ、私が実家から戻ってくる直前に、ハウスクリーニングを依頼していることが判明。もしかしたら女性を家に招いた後、その証拠を抹消するためにハウスクリーニングを頼んだのかもしれません。
その頃の私は浮気の事実と彼の企みを知ったことで、不安でいっぱいになっていました。そんなときに、私の2度目の妊娠が発覚。二人目の妊娠がわかったときは嬉しい気持ち半分、“どうしよう”という不安な気持ち半分の状態で、戸惑いを隠せませんでした」
“浮気常習犯の夫に悩まされた妻の告白”をご紹介しました。
何度も彼の浮気による別れの危機を乗り越え、彼の誓いを信じて結婚したのに、また裏切られてしまったら、簡単には彼のことを信じられなくなってしまうでしょう。かつて何度も浮気をしていた男性が完全に改心するには時間がかかるのかもしれませんが、妻だけでなく子どものためにも浮気には二度と手を出さないでほしいものです。
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