“1か月以内に離婚をしたい“… 妻を裏切った不倫夫の「エグすぎる末路」【後編】

文・並木まき — 2022.3.18
地元で有名な起業家の彼と結婚し、周囲にうらやましがられ鼻高々だった秋香さん(仮名・30歳女性)。しかし、結婚してからわずか半年で、突然夫から別れを切り出されたそう。その後、夫は徐々に家に帰らなくなり、月に数回荷物をとりに戻ってくるだけの状態に。そんなとき、たまたま夫と出くわした秋香さんは、夫から衝撃の事実を知らされたそう。今回は、メンタル心理カウンセラーの並木まきが、秋香さん夫婦が迎えた結末について話を聞きました。

夫に「好きな人がいる」と言われ…

結婚後わずか半年で秋香さんに別れを切り出した夫は、その日からほとんど家に帰ってこなくなったそう。

そんななか、秋香さんが在宅しているときに夫が家に戻ってきたため、夫と将来について真剣に話し合おうとしました。

「将来について、夫としっかり話さなくてはと思っていた私は、夫に話し合いをもちかけました。

しかし、私の思いは伝わらず…。『夫婦関係をきちんとやり直したい』と言った私に対して、夫は『無理だろうな。僕には好きな人がいるし』と。さらには、『明日には住民票も移して、正式に家を出るから』と平然と言い放ったんです。一瞬にして、気持ちが踏みにじられましたね」

そして、夫の口からは「1か月以内に離婚をしたい」「最初から離婚前提で結婚していた」などと、衝撃的な言葉が次々と飛び出したそう…。

「夫の不倫相手は、どうやら人妻のようでした。そして、私に対しては最初からそこまでの愛情がなかったことと、不倫相手は元カノであることを知らされました。

昔、その元カノと結婚をしたかったのに、夫の両親が猛反対して実現しなかった過去があるそうです。それでもお互いの気持ちは消えることなく、結局、不倫相手の女性が結婚してからも夫との関係は続いていたそうです。

ところが、夫が私と結婚した頃に、不倫相手の女性は離婚を決意。それを機に状況が一変し、『やっぱり自分たちは離れられない運命だから、今度こそ一緒になろう』と思い立ち、ふたりとも離婚に向けて動き出すことにしたそうです」

「誰も幸せになれない」と離婚を決意! 再出発を決めた妻

夫が離婚を強く望んでいることを知ったあとも、世間体が気になって離婚への同意がしばらくできなかったという秋香さん。しかし、「このまま意地を張っても、誰も幸せになれない」と、離婚を決意するに至ったそうです。

「結局、私が折れる形で離婚を成立させました。夫にも少々の良心は残っていたようで、離婚の慰謝料は相場よりも多めに払ってくれました。私はそのお金をもとに引っ越しをして、今は地元から離れた場所で人生を再出発させたところです。
そして夫は、不倫相手が離婚し次第、一緒になるつもりでいたようですが、不倫相手のご主人が病気になり、離婚できない状況になったと噂で聞きました。そのため、夫は今もひとりで暮らしているようです。その後、不倫相手と続いているのかまでは知りませんけどね…」


結婚後に秋香さんを待ち受けていた「エグい現実」とは… 前編に続きます



過去を引きずりながら結婚を決めてしまうと、幸せ絶頂であるはずの新婚時代にも影を落としてしまうことがあるようです。ただ、それは不倫をしていい理由にはなりませんし、ましてや妻を傷つけていい理由には絶対になりません。結婚後に不倫に至るほど未練が残る相手がいるのなら、そもそも結婚すべきではなかったのでしょう。

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