夫に隠れて不倫デート三昧… 33歳妻を待ち受けていた「エグすぎる天罰」【後編】

文・塚田牧夫 — 2022.2.15
千佳さん(仮名・33歳)は、男性との恋愛経験がほぼゼロの状態で親にすすめられた相手と結婚。その後、新しくできた友人の足立さん(仮名)の影響で男性との交友関係を楽しむようになり、ついに浮気をしてしまったそう。最初は軽い気持ちだったものの、徐々にドツボにハマってしまい、最後は予期せぬ展開を迎えたとのこと。今回はそんな彼女に、浮気後から結末までを教えてもらいました。

男性とのデートがより楽しくなり

「勢いで男性とホテルに行ってしまったことを、新しくできた友人の足立ちゃんに報告しました。すると、“普通でしょう”と言うんです。

“千佳ちゃんはもっといろいろ経験したほうがいい”と言われ、なんだか気持ちが楽になりました。それからというもの、男性とのランチデートをより楽しめるようになりました。

また私はメガネをかけているんですが、コンタクトにしようかどうか、足立ちゃんに相談してみたんです。そうしたら、“絶対にメガネのほうがいい”と言われました。男性は私のメガネ姿に惹かれていると思うと。そこで、私は自分の武器を掴んだ気がしました」

毎日「おはよう」LINEが届くように

「その後は飲み会に誘われる機会も増え、足立ちゃんだけでなく、男性からもしょっちゅう誘われるようになりました。そして、飲み会で連絡先を交換した男性たち2~3人から、朝に“おはよう”というLINEがほぼ毎日来るようになったんです。思わずモテている感覚になり、気分も良かったですね。

一方で、夫の正道さん(仮名)はというと、私の行動にまったく気づいている様子はありませんでした。夫も私と同じ恋愛経験がほとんどないタイプで、まじめな人。それだけに、まさか私が浮気をしているとは思ってもみなかったのでしょう」

本気の不倫を経て

「男性たちとランチデートを繰り返していたところ、ついに私にも本気で気になる男性ができてしまいました。

その男性は常にリードをしてくれて、対応がスマート。なにより見た目がすごくタイプだったんです。何かと鈍い夫の正道さんと比較してしまい、“結婚を早まった…”とも思ってしまいましたね。

ところが、その彼が既婚者であることがわかったんです。正直、本気だっただけにショックでした。そこで、そのことを足立ちゃんに報告したんです。そうしたら、“既婚者じゃダメなの?”と言われて…。

私も自分のことを棚に上げておいてなんですが、足立ちゃんの価値観は歪んでいると思いました。元来、私もまじめなタイプ。そこでようやく目が覚めたんです。彼女と同じように遊びを繰り返していてはダメだと気づきました」

突然の電話に…

「その後、私は本気になった不倫相手の彼との関係を断つことに。そうやって本来あるべき環境に戻ったころでした。突然、家に電話がかかってきたんです。その電話にまず正道さんが出たのち、私に代わりました。なんと電話の相手は、不倫相手の奥さんでした。

どこで電話番号を知ったのかは分かりません。ただ、その場で“離婚することになった”“慰謝料を請求する”などと言われました。そして、明らかに狼狽える私を見て、主人が“代わるよ”と電話に出ることに。そこで、主人もすべてを知ったんです。

のちに、彼の不倫相手は私だけではないことが発覚し、慰謝料は当初の予定額より減らしてもらうことができました。ただ、正道さんからは不倫したことを一切許してもらえませんでしたね。しばらくして離婚しました。

あれから4年ほど経った今も、あのときのことを悔やんでいます。もう二度と、あんな経験はしたくないですね」


千佳さんを不倫にハマらせた「危険な出会い」とは… 前編に続きます。



“結婚後にモテ始めて不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。

結婚後にモテ始めたことをキッカケに、今までの青春を取り返すかのように不倫にのめり込んでしまったという千佳さん。しかし、当然ながらそれは不倫をしていい理由にはなりません。そもそも不倫は夫や不倫相手の妻など多くの人を傷つける行為。安易な気持ちではじめると、遅かれ早かれ千佳さんのように痛い目をみることになってしまうのでしょう。

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