妻の怒りの逆襲が始まって…不倫女性が辿った「おぞましい末路」 【後編】
愛されていることを妻にも知ってほしかった
離婚してほしいからと、避妊具を使わなくなったというケイコさん。望んでいたのは自らの妊娠。妊娠すれば、彼に選ばれるのだと信じていたのだそう。
「避妊具を使わなくなって半年ほど経っても、妊娠の兆候はありません。『これでは彼が離婚しない』と焦っていた時期でもあります。だけど、妻よりも私の方が愛されている自信があったんです。いつも愛してると言ってくれるし、私のワガママも聞いてくれるし…」
次第に不満を募らせ、SNSで匂わせアピールをするように。
「彼とデートした日は、彼の小物が写るように写真を撮り、SNSにアップしました。もちろん文面はカップルの幸せな内容に。彼の妻しか知らないようなことも書きました。
自分がしているのは不倫だとわかっていたため、友人には知られないようにアピールしていきました。彼の友達のところに妻がいたため、わざといいねを押しました。私の存在を知ってもらい、『あなたよりも私の方が愛されていますよ』と知ってほしかったんです」
待っていたのは、証拠を集めた妻だった
何度いいねを押しても、幸せアピールをしても、反応がなかったというケイコさん。しかし、数か月後に状況は一変。
「ある日、弁護士から慰謝料の請求が届いたんです。彼と2人で私のアパートに入る写真なども同封されていて。私が投稿したSNSのコピーも入っていました。
妻は、ずっと証拠を集めていたようです。
それを知ったケンイチさんは、態度が豹変。離婚する気は一切ないとしか言わなくなったんです」
当時は夢から覚めたような気持ちだったと言いますが、当然の報い。ドン引き行動を繰り返していたのは、ケイコさんと不倫相手です。
慰謝料の支払いに追われる日々…
高額な慰謝料に驚き、弁護士を頼ったというケイコさん。減額交渉には成功したもの、分割で支払う慰謝料に追われているそうです。
「当時は結婚したいあまり、いろんなものが見えなくなっていました。
SNSでの幸せアピールは、友人の間で匂わせ投稿だと話題になっていたようで…。仲が良かった友人との関係も破綻してしまいました。今は、分割での慰謝料支払いに追われる日々。描いていた結婚像とは、まるで違う結末が待っていました」
周りが見えなくなったケイコさんは、友人の信頼まで失ってしまいました。彼との関係を夢見るばかり、不倫の罪の大きさや、代償が見えなくなっていたのでしょうか。
不倫は多くの人を不幸にしてしまいます。何より、不倫相手の家族の傷が癒えるのを祈るばかりです。
前編はこちらから!
離婚してくれないから… 不倫女性が企てた「略奪するための愚かな陰謀」【前編】
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