なんと夫の不倫相手は… 30代妻を狂わせた「夫の衝撃告白」【前編】

文・並木まき — 2022.1.3
優しい夫と結婚し、子どもに恵まれないながらも幸せに暮らしていたという綾さん(仮名・39歳女性)。順風満帆な生活のなか、ある日、綾さんは夫へ強烈な違和感を抱く出来事に遭遇します。そして、その日を境に綾さんの運命は大きく狂い始めることに…。今回は綾さんのお話をメンタル心理カウンセラーの並木まきが教えてもらいました。

郊外に念願の一戸建てを購入。夫婦で幸せな日々を送っていたはずが…

「うちは、結婚3年目で子どもは諦めました。不妊治療は選択せず、その分のお金を、ふたりの将来のために使うことにしたんです。

新婚当初は賃貸住宅に住んでいたのですが、子どもを諦めたことをきっかけとして、広々と住める家に引っ越すことに。東京郊外にあるまったく知らない土地に、建売住宅を購入しました。

引っ越し先での近所付き合いも順調で、ご近所付き合いを通じて親友もできました。でも、順調な結婚生活を送れていると感じられたのは、引っ越して1年間くらいだけでしたね…」

幸せを実感していた綾さんでしたが、そんな幸せはある日突然に壊れてしまったそう。

“やっぱり仲良し夫婦だね”。その言葉に震える夫を見て…

「ある日曜日、夫と近所のショッピングモールで買い物中に親友とばったり会いました。親友は一瞬、険しい顔になったあとに、とってつけたような笑顔で『やっぱり仲良し夫婦だね〜』と言ってきたんです。

日頃からその親友と会っているときに夫の話をすることが多かったので、“やっぱり”という言葉がやけに引っかかりました。

それに親友の言葉に微笑んでいる私を横目に、夫の手が小刻みに震えているのにも気づき、妙な違和感を覚えたんです…」

この妙な事件をきっかけに、夫の行動が以前よりも気になり始めたという綾さん。これまでよりも注意深く、夫の様子や持ち物を観察するようになった結果、なんとそこから不倫の証拠が次々と出てきたそうです。

不倫の証拠を集めて直談判! すると、夫の口から出てきた不倫相手の名は…

後日、夫が不倫相手の女性からもらったであろうプレゼントや手紙などを見せながら、綾さんは夫に対して直談判をしたのだそう。

すると、夫は綾さんに土下座をしながら不倫を告白。さらに相手を問い詰めると、なんと綾さんの親友の女性だったのです…。

「実は、手紙の送り主の名前が、親友の名前を連想するあだ名だったのがずっと引っかかっていました。でも『もしかして?』とは思ったけれど、まさか親友の夫とは寝ないだろうという気もしていて…。

だから、夫から親友との不倫を告白されたときには、『やっぱり』という気持ちと、『嘘でしょ!?』という気持ちが半々でした…」

綾さんには、このあと思いがけない展開が待ち受けていたそうです。


綾さんを待ち受けていた「驚きの展開」とは…!? 後編に続きます。



夫の不倫によって、幸せな結婚生活が一瞬にして崩れてしまうこともあります。ましてや夫の不倫相手が自分の知っている女性だとしたら、妻の裏切られた悲しみは図り知れません。だからこそ、どんな理由があったとしても不倫は許されざる行為と言えるでしょう。

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