子どもの名前に口出しされ… 30代妻が絶句した「義母の信じられない一言」【前編】

文・塚田牧夫 — 2022.1.14
今回お話を伺った麗奈さん(仮名・33歳)は、結婚後、子どもを産んだのちに義母との関係に亀裂が生じたそう。そこで、麗奈さんに当時の体験を経緯とともに詳しく語ってもらいました。

良好だった出産前の関係

「29歳のときに、夫の政徳さん(仮名)と知り合い、交際1年で結婚をしました。政徳さんはひとりっ子だったので、義父母は子どもが産まれるのを心待ちにしているようでした。

だから妊娠が分かったときには、とても喜んでくれましたね。その後の検査で女の子であることが分かったときも、義父母はとても喜んでいました。

また、義母は私の体調を気遣い、連絡も頻繁にくれるようになり、出産前の関係はとても良好でした」

幸せムードが一変して…

「実は子どもの名前に関して、私はずっと前から付けたいと思っていたものがありました。それは、『あおい』です。可愛いし、男の子でも女の子でもどちらにも合いますから。夫に相談すると、“とてもいい”と賛成してくれました。

無事に出産を終え、名前のことを義母に伝えたときでした。まさかの“待った”がかかったのです。それまで幸せムード一色だったのに、初めて雲行きが怪しくなりました」

代々受け継がれている文字とは…

「名前について義母が言うには、家には代々受け継がれている文字があるらしいのです。それが、“徳”なのだと。確かに、夫の『政徳』にもその文字が入っています。

だから義母は、孫にもその文字を受け継がせなければいけないと言うんですね。そこで、『徳子』や『美徳』といった名前を提案してきました。でもそれは、私の思い描いていた名前とはまるで違うものです。

私が『あおい』と付けたいと伝えても、私の発言を無視して自分の言い分を通そうとしてきました」

心のなかが怒りと悔しさでいっぱいに

「子どもの名前についての話がまとまらないので、義父母を交えて4人で話し合う場を設けることに。

そこで、私が提案する『あおい』に対して、義母は“画数が悪い”と言い出したんです。それならば漢字にすると言い返すと、“それでも賛成できない”と言い出しました。

さらに、そもそも私の名前もあまり良くないと言い始めたんです。続けて、“初めて会ったとき、あまりいい印象を受けなかった”とまで言われて…。

私は侮辱を受けた気がして、心のなかは怒りと悔しさでいっぱいになりましたね。

そして、この問題はその場で決着がつかず、その後、義母は私を丸めこもうとして“ある卑怯な手段”を講じてきたんです」


義母のとった「卑怯な手段」とは……!? 後編に続きます。



“出産後に義母との関係に亀裂が生じた妻の告白”をご紹介しました。

子どもが産まれて幸せを噛みしめていたところで、名付けをきっかけに義母と険悪ムードに陥ってしまったという麗奈さん。思わぬところで義実家とトラブルが起きてしまうのかもしれませんね。

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