“なんで息子を可愛がってくれないの?”… 結婚後に夫が明かした「エグすぎる本音」【前編】

文・並木まき — 2021.12.17
付き合っていた相手と結婚し無事子どもを授かったものの、夫がまったく育児に参加せず、子どもを可愛がらないことに悩みを抱えている女性もいます。今回はメンタル心理カウンセラーの並木まきが、結婚後に悲劇への道を歩んでしまったという女性・アカリさん(仮名・33歳女性)に話を聞きました。

当時付き合っていた彼氏と悩んだ末に結婚

「28歳のときに、当時付き合っていた彼氏と悩んだ末に結婚しました。その後、無事に子どもを授かったんですが、夫は自分の子どもなのに息子をまったく可愛がってくれなかったんです。というのも、妊娠中もお腹の中で子どもが成長することに興味は無さそうだったし、子どもが生まれてからも当時の夫はまったく育児に協力してくれなくて…。

そんな夫の態度をみかねて、一度『なんで自分の子どもなのに可愛がってくれないの?』と聞いたことがありました。そうしたら、夫は『俺は本当は、まだ子どもは欲しくなかった』と言ってきて…」

「また、夫は子どもが泣けば『うるさい』と言って不機嫌になったり、家族旅行が子どもの体調不良で中止になったときには『じゃあ、俺だけで仲間と一緒に旅行に行ってくるから』と言って、私と子どもを家に置いて自分だけ泊まりがけで遊びに行ってしまうような人でした。

もちろん、日頃から子育てにはまったく関与してくれず、毎晩のようにお酒を飲んでから深夜に帰宅していましたし、休みの日に子どもが『遊んで〜!』とパパに近づいても、面倒そうな顔をして遊んでくれませんでした」

それでも、「いつかは夫も変わるかもしれない」と期待をして、じっと我慢を重ねていたというアカリさん。

しかし子どもが大きくなるにつれ、夫の態度は悪化。そのうえ、妻であるアカリさんに対しても、信じられないような発言をするようになったそうです。

モラハラ地獄に耐える日々

「当然ですが、そんな夫に子どもが懐くはずがありません。大きくなってきて、物事がわかるようになった息子は、だんだんと父親を避けるようになっていきましたし、母親である私に対して父親がモラハラをしている姿を見るたびに、精神的にもしんどくなってきていたようです。

夫がなぜ自分の子どもなのに息子を可愛がらないのか理解に苦しみましたし、このままだと息子の成長にも悪影響だし、どうしたものか…と悩み続ける毎日でした」

アカリさんの悩みは消えないどころか、増すばかり。

終いには夫が家にいるだけで憂鬱な気分になることが増え、メンタルも限界を迎えたとのこと。そして、「このまま今の夫と添い遂げていいものか」と真剣に考え始めていたある日、アカリさんにとって転機が訪れたそう。


アカリさんに訪れた転機とは…!? 後編に続きます。



結婚後に幸せな家庭を築いている人もたくさんいますが、一部には「結婚相手の選び方を間違えた」と、後悔している人もいます。

アカリさんの夫のように、モラハラ気質で子どもも可愛がらないとなると、結婚生活を続けていく意義すら見失っても無理はありません。また、結婚前と結婚後で態度が豹変する男性も少なくないだけに、交際中から冷静に相手を見極めることが重要と言えるでしょう。

©d3sign/gettyimages
©kieferpix/gettyimages