“もう子どもは愛せない”と夫に言われ… 「妊娠中の不倫」が発覚した妻の懺悔【後編】

文・塚田牧夫 — 2021.12.3
妊娠中、精神的に不安定な状態に陥る女性もいます。美月さん(仮名・34歳)もその一人で、夫ではなく、元カレの智和さん(仮名)に救いを求め、不倫関係に堕ちてしまいました。今回は、不倫の末にどんな結末を迎えたのかを伺いました。

不倫関係はどうなった?

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「智和の精神的な支えもあり、無事に出産を終えることができました。生まれた息子を見て、夫も涙を流して喜んでくれました。

息子の顔を見ていると、私もしっかりしなければいけないという強い意志が芽生えてきました。私がこの子を守るのだと。

すると、智和には支えになってもらったものの、このままの関係を続けるわけにはいかないと思いました。正直にその気持ちを伝えると、智和からも『もう会うのはよそう』と言われました。

私の身勝手な行動で再度智和を振り回してしまったことを申し訳なく思い、寂しさもありましたが、幸せな家庭を築くという強い意志を持つことで、前に進むことができました」

不倫はバレずに済んだ?

「出産後、半年ほどした頃です。部屋で夫が『LINEの調子が悪い』と言い出しました。『届いている?』と聞いてきたので、『届いている』と答えると、『ちょっと見せて』と言われ、スマホを渡してしまったんです。

私は何も気にせず、洗濯物などの家事を片付けていました。しばらくして、夫がスマホを見つめたまま動いていないことに気付きました。ハッとしたときには手遅れで…。夫に、智和とのLINEのやり取りを見られてしまいました。

妊娠中に犯した不貞行為を、夫にすべて知られてしまって。精神的に不安定だったことを伝えましたが、理解してもらえるはずもなく、夫は『そんなの通用するかよ!』と言って、家を出て行ってしまったんです」

不倫がバレてどうなった?

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「もう戻ってこないんじゃないかと思いました。ところが、夜になって帰ってきてくれたんです。私は必死に謝りました。返事は一切してくれませんでしたが…。

2週間ほど会話のない状態が続きましたが、徐々に会話を交わすようになってきました。誠心誠意、夫に尽くすことで少しずつ元の状態に戻ってきました。ただひとつの変化を除いては…。

夫が長男の世話を一切しなくなったんです。まったく愛情を示さなくなっていました。

そんな中、夫から『ほかの男とそういうことをしているときにお腹の中にいたこの子を、どうしても愛せない』と言われてしまいました…」

その後の状況は?

「実家の母親の手を借りながら、育児を順調にこなし、1年ほど経った頃。私は再び妊娠をしました。そして、次男が誕生。

すると夫は、次男を溺愛するのです。今まで長男に注いでこなかった愛情を、すべて次男に注いでいるようでした。長男の写真はほとんど撮らなかったのに、何かあるごとに次男にはカメラを向けていました。

愛されない長男が不憫でなりません。今はまだ長男も小さく、さほど差を感じていないかもしれませんが、これから先もっと如実に痛感していくのでしょう。私がこの子を守っていかなければと、強く思います」


妊娠中の彼女が不倫に堕ちた理由とは…!? 前編はこちら



“妊娠中の不倫が発覚した妻の告白”をご紹介しました。

自分の犯した罪に対する罰が、子どもに降りかかってしまったとあれば、後悔してもしきれないでしょう。

子どもには何の罪もないため、少しずつでも夫の態度が変わることを願うばかりです。


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