HiHi Jets「ここまで来たぞ!」代々木でのライブ初日レポ

文・小泉咲子 — 2021.11.24 — Page 1/2
2021年11月20日(土)、21日(日)の2日間、国立代々木競技場第一体育館で行われた、「HiHi Jets Concert 2021〜五騎当千〜」。各日昼夜2公演で、総動員数は25,840人を記録! その初日、20日昼公演のレポートをお届けします。

ジャニーズジュニアのグループHiHi Jets、初めてのアリーナ単独公演!

コンサートの幕開けは、グループの代表曲『HiHi Jets』。髙橋優斗さんが「俺たちHiHi Jetsと伝説になろうぜ!」と第一声をあげ、はじまりを告げた。新しい赤と金の衣装を身に纏った5人は、5色のペンライトが輝くなか、会場を真っ直ぐに伸びる花道をバックステージまで、ローラースケートでぐんぐん加速しながら一気に駆け抜ける。HiHi Jetsの勢いは、誰にも止められないーー。そんな自信さえも感じさせるスピード感に、期待もぐんぐん高まる。


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続く嵐の『Attack it!』から、チームラボとコラボレーションしたMVで話題の『Eyes of the future』へと続く間に、メンバーが口々に決意を叫ぶ。

橋本涼 初めてのアリーナ単独、楽しんでいこうぜ。準備いいか? 騒いでいこうぜ!

作間龍斗 代々木、手挙げろ~! (ペンライトを)振り回わせ! JUMP! JUMP! JUMP!

井上瑞稀 ここまで来たぞ! 最高に楽しんでいってくれ。よろしく!

猪狩蒼弥 代々木、この瞬間、未来を見つめて、俺たちと一緒に今を生きろ!

H・A・F(HiHi Jetsのファン名)を煽る言葉から、国立代々木競技場第一体育館という大きなステージに立てている興奮がダイレクトに伝わってくる。

ソロコーナーでは、5人がそれぞれの魅力をたっぷり見せつけた。猪狩さんは、自作曲『Fence』で、得意の高速ラップを堂々と決め、会場の空気を制す。Kis-My-Ft2の北山宏光さんのソロ曲『DON’T WANNA DIE』を選んだ作間さんは美しいスタイルがわかる白シャツに黒のネクタイ&黒の細身パンツ姿で登場。しなやかなダンスで魅了した。

橋本さんは、Sexy Zoneの菊池風磨さんのソロ曲『Fake』で、柔らかなシフォンの布と戯れながら、極上のエロスを表現。最後、指輪にキスする演出が艶めかしい。ボーカルの成長著しい井上さんは、嵐の二宮和也さんのバラード『虹』で美声を響かせ、アカペラも完璧! 髙橋優斗さんは、A.B.C-Zの『終電を超えて~Christmas Night』でキュートなポーズや投げキッスで、一足早いクリスマスプレゼントをH・A・Fに贈った。


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MCでは、ローラースケートを履き替えている最中に、猪狩さんに引きずられバックステージまで連れていかれてしまった髙橋さん。「誰か助けてください!」とお願いすると、猪狩さんが「作間、お前が行ってこい!」と指示。すでに、ローラーを脱いでいた作間さんは「時間がかかるんじゃ」と言いながらも髙橋さんのもとに走り、手を差し伸べると「王子様みたい!」と井上さん。「手汗がキラキラしているけど、気にしないで」と会場の笑いを誘う一幕も。

猪狩さんにマイクを持っていかれてしまった井上さんは、地声で「アリーナ、聞こえてるか~‼」と叫ぶ。アリーナどころか、会場の隅々まで届いたその声に応えるように、大きな拍手が起こった。そんな様子を終始ニコニコ見つめていた橋本さんは、合間に何度も「H・A・F、天使~♡」と、甘い言葉を口にしていたのが印象的。

後半戦のハイライトのひとつは、V6コーナー。「26年という今の僕らには想像もできない大きな背中を追いかけながら、僕たちHiHi Jetsのカバーでお届けします」と髙橋さんがコメント。『Can do! Can go!』『愛なんだ』『MUSIC FOR THE PEOPLE』『WAになっておどろう』のメドレーを、ここ代々木競技場を聖地として、26年という長きにわたり走り続けたV6へのリスペクトとして捧げた。

ラストに向けて、会場の盛り上がりはぐんぐん加速していく。『情熱ジャンボリー』では、メンバーがぴょんぴょん飛び跳ね、H・A・Fはペンライトを回してステージと客席が一体となる。『COMPLETE』では「夢を叶えようこの街で」と、まさに今の心情を綴ったような歌詞を、感情を込めて歌う。そして、新曲『FRONTLINE』を初披露。「俺たちこそFLONTLINE」と高らかに宣言した。


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最後の挨拶では、5人それぞれが想いや決意をまっすぐH・A・Fへ届けた。「代々木競技場にメインとして立てることが幸せだし、正直震えが止まらない」と話す橋本さんは、初のアリーナ級コンサートをやり切った達成感でキラキラと輝く。

普段はあまり強気なことを言わない作間さんだが、「HiHi Jetsはまだまだ先へ行けます。上に上へ這い上がってやろうという想いがさらに強まりました」と、強い決意が発せられた。

巧みな言葉の使い手・猪狩さんは、「俺たちは常に最速で、常に最高のスピードで走っていますが、一人も置いていくつもりはありません。今、この瞬間、俺たちに想いを馳せているみなさん、全員まとめて死ぬほど愛しています」と、ストレートな愛の言葉でH・A・Fを包み込む。

井上さんは、「みなさんが来てくれるのか不安でした」と気持ちを吐露。しかし「周りを見ればみなさんが、横にはコイツらがいて、もうなんの不安もない」と晴れやかな笑顔を浮かべた。

「みなさんが胸を張って僕たちの話をできる世界を、僕たちが作る」と語ったのは髙橋さん。その言葉の通りの未来が訪れ、HiHi Jets伝説を振り返った時、必ずやこの日の成功が語られるに違いない。

Information

●「HiHi Jetsのオールナイトニッポン Premium」(ニッポン放送)が11月27日(土)19時~放送予定。

●「HiHi FUTURE project」12月スタート
JNNネットワーク5局連合キャンペーンキャラクターに就任し、HBC北海道放送、TBC東北放送、BSN新潟放送、RCC中国放送、RKB毎日放送の各放送局の番組に5人それぞれが出演。

●5人としては初となる主演オリジナルドラマが、ABCテレビにて2022年放送予定。

●コンサートDVD「HiHi Jets Concert 2021~五騎当千~」発売決定。