出張のはずが“不倫旅行”… 33歳妻が絶句した「年下夫のエグすぎる一面」【前編】

文・塚田牧夫 — 2021.11.19
年上の男性に惹かれる人もいれば、年下の男性に魅力を感じる人もいるでしょう。今回お話しを聞いた琴音さん(仮名・33歳)は、5年前に年下の男性と恋に落ち、晴れて結婚。ところが、結婚後に彼の素行の悪さゆえに心に大きな傷を受けたそう。そこで彼との出会いや経緯について、詳しく語ってもらいました。

ヤンチャさの残る性格に惹かれ…

「もう5年近く前のことです。ある飲み会に参加しました。男女が6対6で、人数多めの飲み会だったんです。初対面でなんとなく気になったのが、のちに結婚するマサト(仮名)です。

最初は席が離れていたんですが、途中の席替えで隣の席に。立ったとき、背が高いなと思いました。また、短く整った髪型に清潔な印象を持ちました。

話をするなかで、年齢が私の4つ下ということがわかりました。すると彼が私のことを、“姉さん”なんて呼んでくるので、“やめて”と言いながらも、なんとなく彼のヤンチャさの残る性格に惹かれていきました」

自由にさせながらも結婚へ導いて

「マサトは輸入雑貨を扱う会社で、営業の仕事をしていました。営業ということで飲みに行く機会も多く、週に2~3回は飲みに行っていましたね。なかには、朝帰りになることも度々ありました。

さらに、彼は友だちも多く、しょっちゅう遊び歩いていたんですが、“今はまだ遊び足りないのかな…”と思って、目をつぶっていたんですね。

それに、私としては30歳になる前に結婚したいという気持ちもありました。だから、彼を自由にさせながらも、上手く手綱を引いて、結婚へと導いていったんです。

ただ、彼の仕事が忙しいということもあり結婚式を先延ばしにして、まずは籍だけ入れることにしました。その後、結婚して一緒に住むようになり、多少彼の遊び歩く機会は減ったので安心していたんです…」

夫を疑うようになったキッカケ

「あるとき、マサトがお風呂に入っていたんですね。私は洗濯物を畳んでいて、タオルを戻そうとバスルームへ。すると、彼の脱いだ服の上に、毛の塊のようなものが置いてあったんです。

最初は、彼の会社で扱っている何かかなと思っていました。でも違ったんです。それはウイッグでした。男性用のカツラです。そこで私はハッとしました。

そういえば、寝るときは部屋を真っ暗にするし、海に行ったときは泳げないといって一切水に浸からなかったし、思い当たることが次々と浮かんできました。そこで、マサトがカツラ愛用者だったことに気づきました。

おそらく頭頂部用のもので、背の高い彼だけに私も気づかなかったんだと思います。ただ、そこから私は彼に対する不信感を抱くようになりました。ほかにも何か隠しごとがあるのではないかと、疑うようになったんです」

思い切って会社に電話をかけると…

「マサトを疑うようになり、もっとも怪しいと思ったのが出張です。月に1回くらいのペースで、“買い付け”という名目で出張があるんですね。

いつも1泊用の小さめのスーツケースを持っていくんですが、“本当なのかな…”と。そこで、私は意を決して彼の会社に電話をしてみました。

“営業の○○の妻ですが…”と尋ねたところ、“え…”と戸惑うような反応がありました。そして、“ああ、総務の○○さんですね”と言われたんです。なんと彼は営業ではなかったのです。

そこで、出張は嘘だと悟りました。同時にそんな嘘をついてまでするのは、浮気しかないだろうと思いましたね。

その後、彼は毎回出張と偽り、別の女性と不倫旅行をしていたことが発覚したんです。しかも、彼の行動はますますエスカレートしていき…」


妻をさらに苦しめた「年下夫のトンデモ行為」とは…!? 後編に続きます。



“年下夫に裏切られた女性の告白”を紹介しました。

彼のことが好きだったから目をつむってきたものの、それが積もりに積もった結果、ついに大きな災難となって降りかかってきたのでしょう。

結婚したいからといって焦るのではなく、不審な点があるのなら見過ごさず、解決してから話を進めていった方がいいのかもしれませんね。

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