“既婚者なんて知らなかった”… 34歳女性が絶句した「商社マン夫の信じられない行為」【後編】

文・塚田牧夫 — 2021.11.6
30代半ばになりマッチングアプリに登録した千尋さん(仮名・34歳)は、商社マンの豊さん(仮名・38歳)と出会い幸せな結婚をしました。しかし、入籍してわずか2か月後に、豊さんから「性病になった」との告白を受け失意に暮れます。さらに彼の浮気は、その一件ではすまなかったそう。いったいどんな結末を迎えたのか、詳しく語ってもらいました。

検査の結果は…

「豊さんに連れられ、私も一緒に病院に行き、性病の検査を受けました。周りから白い目で見られているような気がして、とても恥ずかしく、イヤな思いをしましたね。

検査の結果は、陰性。私は性病ではなかったんです。安心感とともに、豊さんに性病を伝染させた女性に対する怒りが湧いてきました。

なんとかして相手を突き止めたいと思い、SNSなどから目ぼしい人物をピックアップ。確信はなかったんですが、女の勘でなんとなく相手を特定しました」

不倫相手にメールを送り

「私はその女性にSNSを通してDMを送りました。このDMの送り方がひとつのポイントだったんです。

証拠はないので、単に不倫相手だと疑うような文面では、否定されるか、無視されるかで終わってしまうでしょう。そこで、相手のカラダを心配するような内容でメールを送りました。

まず、“私の夫が性病になった”と伝え、“もしかしたらあなたに伝染している可能性があるので、検査を受けて欲しい”と。“夫のせいで本当に申し訳ありません”と、明らかにこちらに非があるかのような内容を送ったんです。

すると、返事が来ました。“私は大丈夫です”と。でも、確かに関係はあったという内容でした。

そしてさらに、“彼にはほかにも関係を持っている女性がいる”と伝えられ、絶句しました」

「既婚者なんて知らなかった」という発言まで

「私は“よかったらその女性も教えていただけないでしょうか”と丁寧に伝えました。とにかく相手のカラダを心配していると伝えると、彼女は目ぼしい相手を教えてくれました。

そして、私はその女性にも連絡したんです。ところが、その女性も同じような反応で…。“相手は私だけじゃない”と言われました。

そうやって、同じような連絡を計6人の女性にしました。6人とも豊さんと関係を持っていることは明らか。なかには、“既婚者なんて知らなかった”という女性もいました」

不倫相手は最低でも6人

「豊さんと関係を持っていた相手は、把握できただけで6人。おそらくそれ以上いたかもしれません。いくら彼が魅力的な男性であったとしても、許されない裏切り行為…。

そこで私は、初めて友だちに相談をしました。自慢の夫だと思っていただけに、それまで誰にもこのことを打ち明けられなかったんです。

学生時代からの親友に、一連の流れを話して聞かせると、“私は最初からそういう人にしか見えなかった”と言われました。ただ、幸せそうな私を見て、そんなこと言えなかったと…。

私はひとりで舞い上がっていたんですね。冷静になれば不審な点にも気づいただろうし、友だちのアドバイスも聞き入れていたでしょう。

その後、彼のことを信じられなくなった私はすぐに離婚をしました」


商社マンの彼との結婚後に起きた「悲惨すぎる展開」とは…!? 前編に続きます。



“夫の不倫の真相を知った女性の告白”を紹介しました。

おそらく最初から2人の間には、多くの問題が存在していたんでしょう。それから目を逸らし続けていたものの、最終的に無視できない状態になってしまったんですね。

何か予兆を感じた時点で話し合いを行い、その都度解決していれば、結末は違ったのかもしれません。

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