妊娠検査薬で“陽性”になり… 不倫がバレた妻の「地獄すぎる結末」【アラサー女性の告白 後編】

文・塚田牧夫 — 2021.10.26
美奈代さん(仮名・32歳)はかつてのバイト仲間で、交際相手でもあった裕司さん(仮名・32歳)と再会し、不倫関係に。裕司さんとは割り切った関係を続けていたものの、その後、思いがけない展開が待ち受けていたそう。今回は美奈代さんが最終的にどんな結末を迎えたのか、その詳細を語ってもらいました。

妊娠の疑いはどうなった?

「生理が遅れているのが気になり、もしかして…と思いました。不安を抱えながら、妊娠検査薬を購入し、試してみたところ、結果は陽性。妊娠していました。

その時期、夫とは完全にレス状態であり、夫の子どもでないことは確実。裕司くんに相談すると、ハッキリとは言いませんが、“堕ろしたほうがいい”とのこと。

初期の手術であれば入院の必要もなく、普段通りの生活を送れるということもあり、早めに対応しました」

生活に支障は出なかった?

「手術はすごく簡単で、30分以内で終わり、少しベッドで休んで帰宅しました。なので、夫にバレることはなかったです。カラダへの負担も少なく、日常生活に支障はありませんでした。

ただ、手術を受ける数日前。4歳の娘を連れて公園に行ったんですね。娘には、弟か妹かを作ってあげたいとも思っていたので、少し感傷に浸ってしまいました。

そこで娘に、“弟と妹どっちが欲しい?”と聞いてしまったんですね。そのせいで、娘の“弟欲しい熱”を上げてしまうことになりました」

どうして不倫がバレた?

「夫と娘と3人で食事をしていたとき。娘が急に、“弟ができるんだ”と言ったんです。どうやら娘のなかではすでに話が進んでいるようでした。

その話に対して、最初は夫も笑って相手にしていませんでした。ところが、娘がしつこく言うので、おかしいと思ったんでしょう。私に“なんかあったのか?”と聞いてきました。そこから、夫が私を疑い始めたのです。

数日後、夫が“これは何?”と私に何かカードを見せてきました。それは、私が中絶手術を受けたクリニックの診察券でした。財布から抜き出していたようです。

“生理不順で通っていた”と言い訳しましたが、“だったら電話して詳しく聞かせろ”と言われ、逃れられなくなり、真実を話しました」

不倫の結末は?

「不倫の事実を知った夫は逆上。裕司さんに連絡し、慰謝料を請求すると告げました。

また、私とも離婚すると言って、その準備を進めたのですが、夫の怒りはおさまらず、娘の親権まで取ろうとしてきたんです。

さすがにそこは守れると思ったんですが、私は過去に夫とケンカをして、勢いで家を出たことがありました。その時に、しばらく家に帰らなかったことを育児放棄と結び付けられてしまい…。

さらに、夫がバイト仲間数人と連絡を取り、不倫の証拠を集めていたため、バイトメンバーとも関わりづらくなってしまいました。その結果、仲の良かったグループを崩壊させてしまったんです。

最終的に私は不倫により、多くのものを失うことになりました」


彼女が「ドロ沼不倫にハマったキッカケ」とは…!? 前編はこちら。



“不倫により多くのものを失ったアラサー女性の告白”を紹介しました。

娘のひと言がキッカケとなり、不倫がバレるとは思ってもみなかったのでしょう。そして不倫がバレた結果、彼女が一番守りたかったはずの娘の親権まで奪われてしまうことに…。

今回のケースからも分かるように、すべてを手放す覚悟がない限り、不倫に手を出すべきではないのです。

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