【長続きの秘訣】二人が心地よく恋愛を楽しむための5つのルール

文・沙木貴咲 — 2023.5.3
恋が長続きするのは相性が良いから? 結婚する運命に導かれているから…? いえいえ、安定した関係が長く続く条件がそろっているのです。わざわざルールを決めるでもなく、ゆるく愛を育てられる状態を自然と作っているでしょう。

恋愛も仕事も友だちも大事

長続きカップル あるある 習慣

長続きするカップルはメンタルバランスが良く、不安や疑いをほとんど持ちません。それは相手を深く信頼するところが大きいですが、同時に恋愛依存していないこともあるでしょう。優先順位の一位は恋愛のときもあれば仕事のときもあるため、恋人にのめり込みすぎて苦しむ状況になりづらいのです。

また、良い関係を長く続けるカップルは、どちらもそれなりに忙しく日常が充実していることが多いようです。不安は暇が作り出すといいますが、適度に忙しいと恋を自滅させる要因が生まれにくくなるのでしょう。

YESのあとにBUTを言う

恋人と考えが異なるときは、最初から「でも~」「そうじゃなくて~」と否定するのではなく、まず相手の意見を「そうなんだね」と受け止めます。そういう考え方もあると認めたうえで自分の意見を述べると、真逆の価値観を持ち合っていても対立しなくなります。恋人が自分と違う考え方をしていることが気にならなくなるでしょう。

鼻を折るような否定の仕方をすれば、誰だって気分が悪くなります。大切なのは言い方で、どれだけ相手を尊重できるかがポイントです。恋人とは何でも一緒がいいと考えてしまう人は、お互いの違いを受け入れることが重要でしょう。

お互いのスケジュールを共有する

長続きカップル あるある 習慣

スケジュールアプリを共有してお互いの予定をそこに書き込めば、報告しなくても相手の動きが把握できます。彼氏に送ったLINEが既読にならずモヤモヤしたり、「彼が誰とどこで何をしているのかわからない」と心配したりすることが減って、デートの約束もしやすくなるでしょう。

また、スケジュールを共有すれば、お互いの交友関係や趣味の行動範囲、行きつけのお店なども自然とわかるようになります。そもそも自分のスケジュールをすべて公開するとは、「そのくらいあなたのことを信用していますよ」というアピールなので、たとえ会えない日が続いても恋人に不信感を抱きにくいはずです。

「ありがとう」と「ごめんね」を言う

愛し合っていても気持ちのすれ違いはあるもので、些細なことでカチンと来るようなシチュエーションは少なからずあるでしょう。ただ、LINEの返信が遅れて「ごめん」とか、体調を気遣ってくれて「ありがとう」など、相手を思いやる言葉がつねに飛び交っていれば、そもそもイライラしづらく何事も寛容に受け止められます。

感謝と謝罪をマメに伝えてくれる恋人には自然とやさしい気持ちになるものです。精神的に余裕があるとケンカやトラブルを回避しやすく、お付き合いに不安を感じにくくなるでしょう。

理想を押し付けない

長続きカップル あるある 習慣

人間はどれだけ年齢を重ねても完璧に仕上がることはありません。何かしら欠落しているもので得手不得手も当然あります。そのため、恋人に「やさしくて仕事ができて、みんなから愛されていて……」と求めすぎると、欠点を見つけたときに激しく失望してしまいます。

長所を愛するのはもちろん、短所も「しょうがないなぁ」と大らかに受け止めることで恋人に対するイメージのアップダウンはなくなるはず。自分にだって至らないところがあると思えば、相手をありのまま認めるのは難しくないでしょう。

恋愛は結局のところ「人間関係」

職場の人や友人には気を遣うのに、恋人には「察してくれているはず」「許されているだろう」と思い込んで雑に振る舞う人がいます。でも、恋愛も所詮は人間関係で、同僚や友人より恋人との付き合いのほうが数倍複雑で気を遣うべきなのです。

人と付き合ううえで当然の思いやりをまず意識すること。
それを継続して恋人に示していくこと。

このふたつが最低ラインと心がければ、恋人との関係は安定してくるはずです。

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※ 2021年10月31日作成