“いらっしゃいませ”に大激怒…!? 元アパレル店員が明かす「衝撃の接客体験談」
意外とある! 試着後にファンデが…
購入前に試着するのはとても大切。筆者自身試着をしたいですし、お客さまにもお勧めしていました。
試着後検討するというのはよくあることで、その場合はお洋服を返していただきます。そのときに、ファンデーションや口紅がべったり付いていることもあるのです。頻繁ではないですが、意外とあるような印象です。
念のため試着前に「フェイスカバーをつけてください」とお伝えします。化粧がお洋服についているケースでは、フェイスカバーを使った形跡がないのです。もちろん、持って帰って自宅で処理すると申し出てくださるお客さまもいらっしゃるので、必ず使っていないとは言い切れないのですが…。
何度フェイスカバーをつけるようにお願いしても、使った形跡がなく、毎回のようにファンデーションがついている方もいます。
お洋服に口紅がついていたとしても、よっぽどでない限り、店員からは言うことができません。気づいていない方が多いように感じましたし、悪気はないのだと思います。試着のマナーとして、せめてフェイスカバーを使ってもらえれば…と思っていました。
笑顔にクレームが!?
「いらっしゃいませ」と、笑顔でもてなすのも、店員の大切な仕事。筆者から見ても素敵だなと感じる、爽やかな笑顔の女性店員がいました。
ある日、お客さまが試着していたときのこと。試着した姿を鏡でご覧いただいていたタイミングで、先ほどの店員が休憩から帰ってきたのです。お客さまに気づいた彼女は、いつもの素敵な笑顔を向けて「いらっしゃいませ」と言ったのですが…。
「試着した姿をバカにしている!」と、お客さまは大激怒。その場でお客様センターに電話をして大騒ぎになったのです。
タイミングが悪かったのも原因なのでしょうか。その店員が可哀想に思ってしまいました…。
手作りバッグのプレゼント!
手芸が好きだというお客さまがいらっしゃり、「普段良くしてもらっているから」と、手作りバッグをプレゼントしてくださったこともあります。
お店の店員全員に、しかも、店員それぞれに合わせて、柄やデザインも変えてくださっていたのです。手間ひまをかけた、世界にひとつしかないバッグがとても嬉しく、今でも大切に使わせていただいています。
こうしたほっこりするエピソードにもたくさん出会いました。大変なこともあるけれど、お客さまからも元気やハッピーをいただける素敵なお仕事だなと、今でも思っています。
※お客様のプライバシーに配慮し、脚色を加えています。
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