男性の本音…! 「本命彼女」と「体の関係止まりの女性」決定的な違い

文・沙木貴咲 — 2021.9.20
男性は何を基準に本命を決めているんでしょうか。特に本命がいてセフレもいるとか、ワンナイトもアリという恋多き男性はどんな想いで女性を見ているのか……? そして、いったん本命から外れてしまった場合、あとから本命に昇格できるのかどうかも。本音を探ります。

本命は最初から本命

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「本命は最初から本命。初対面のフィーリングでほぼ決まるし、自分の好みにハマっているかどうかが条件」(35歳男性:美容師)

そんなことを言われると元も子もないのですが…男性は会った瞬間に恋愛対象になるかどうかを大体見極めてしまうようです。そして、恋愛対象としては大本命枠と本命枠があり、そこに入る条件は好みのタイプかどうか。これは一般的な美人を指すとは限りません。好みは人によってさまざまなので、「俺好み」と思う女性が本命視されます。

ちなみに筆者はやや目が離れているのですが、過去に「魚っぽい顔が良い」とうれしくない誉め言葉をもらったことがあります。しかも複数回あるので、世の男性は石原さとみやガッキーばかりを追っているわけではなさそうです。自分のことがツボにハマる男性からはすぐさま本命視されるでしょう。

好きだけれど本命にならない場合

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付き合ってはいるけれど本命じゃない。つまりセフレ状態になっているとき、男性は女性をどう見ているんでしょうか?

「好きというより気に入っている感じ。好きと思う瞬間はあるけれど、相手もセフレと割り切っているから深入りするつもりはない」(28歳男性:IT系会社員)

なるほど。でも、巷にはセフレから彼女に昇格したい女性がたくさんあふれていて、そういう状態を作っているのは男性なのでは……?

「セフレになる子は、自分からそのポジションに収まろうとするように見える」(35歳男性:美容師)

自分からすすんでセフレになりたい女性がいるだろうかと思うのですが、男女間で認識に大きな違いがあるようです。

セフレが彼女に昇格しづらい理由

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こういう言い方をするのは嫌だけれど……という前置きをしてから30代男性はこう述べました。

「セフレと認めた時点でそれ以上にはならない。一度でもセックスの相手という肩書きがついて相手もそれを認めれば、どうしても軽く見てしまう。大切にできない」(35歳男性:美容師)

女性からすれば好きな人とつながりたくて必死なのに、男性には「キミはセフレでいいんだね」と映ってしまう悲しみ。この食い違いは、女性が諦めの境界線をどこに設定するか? にあるのかもしれません。

自分は心底愛していても、相手は同じ温度感で向き合ってくれない。お互いの恋心の釣り合いが取れないと気づいた時点で、「私を愛せないならいいよ」と去れるかどうか。

「セフレになるくらいならこっちからサヨナラよ」と彼を蹴るくらいの気概を持たないと、彼女になるためにつかんだ蜘蛛の糸が実はセフレ沼に落ちていた……になってしまうのでしょう。

対等なセフレ関係から結婚へ

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筆者の知人に、長くルームシェアしていた男性と結婚した女性がいますが、二人は友だちでありセフレでもありました。

そもそも女性は男性と付き合うつもりで強引に押しかけたのですが、好みじゃないからとあっさり断られ、女性も「じゃあしょうがないね」と割り切ってセフレ同居になったそうです。ところが、一緒に住み始めて一年経ったころに男性から「結婚する?」とプロポーズ。セフレから一気に妻の座を勝ち取ったかなり稀な例だといえます。

ただ、彼女の場合、セフレだからといって「自分が下」という意識はなかったようです。むしろ、「私のしたい時に身体を貸して」と対等なスタンスを取り、女性としても同居人としても雑に扱われることがあれば激怒していたそうで。

「向こうが先に『セフレで』と言ったんだから、こっちも同じ目線でいくしかない。私がすがったという行動を取ったとすれば、断られても押しかけたまま彼の家に居座ったことくらい。アンタもしたい時にすぐできるからいいでしょ、て」(39歳女性:販売)

セフレの関係では女性が苦しむパターンが多いですが、そういう構図を作り出す一因が女性にもある場合があります。すがってでも愛してほしいと受け身になることで、自分が苦しむシチュエーションを作ってしまうのでしょう。

自分を大切にすると男性に本命視される

好きな人から本命視されると最高に幸せですが、それがもし叶わなかった場合、セフレでいいとは絶対に思わないこと。自分軸がしっかりしている女性は恋愛対象に見られやすくなるので、まずは自分で自分をリスペクトすることが大事です。

「ワンナイトを狙った子が頑としてやらせてくれなかった。モテる風を気取るから最初は白けたけれど、プライドの高さは貞操観念がしっかりしていて浮気をしないという証明で、彼女としては最高な女性だと気づいた」(28歳男性:IT系会社員)

ワンナイトを誘うなど雑に扱おうとしてくる男性は、「私の価値がわからない人」としてバッサリ斬るべき。そんな媚びないスタンスをつらぬくとセフレや二番目に甘んじることはなくなります。

本命視されたい、大切にしてもらいたいと思うなら、たとえ初対面で好きな人の本命枠に入れなくても、良い意味でのプライドを示すことで恋愛対象に見られるようになるはずです。


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