同級生とホテルで再会し… 33歳女性が「ドロ沼不倫にハマった理由」【アラサー女性の告白 前編】

文・並木まき — 2021.9.3
不倫とは無縁な生活を送っていたのに、ひょんなことをきっかけに不倫の世界に足を踏み入れてしまう女性もいます。奈々美さん(仮名・33歳)も、そんな女性のひとり。今回は、奈々美さんに「夫がいるのにドロ沼不倫にハマってしまった理由」をうかがいました。

■きっかけは、どこにでもある「プチ同窓会」

「不倫相手の貴行(仮名・33歳)との始まりは、プチ同窓会でした。オフィシャルな同窓会ではなく、仲良しの同級生が『集まれる人だけで』と企画した小さな飲み会です。

でも当日集まったのは3人だけ。そして、1次会で早々にお開きになりました。

すると、貴行はちょっと飲み足りなかったのか『もう少し時間ある?』と私に声をかけてきて。もう1人の同級生は早々に帰っていたので、近くの公園で2人だけで飲み直すことになりました。2時間くらい色んな話をして、ものすごく楽しかったことを覚えています。

その日以降、貴行から頻繁にLINEが来るようになり、毎日20通以上はやりとりをしていました。その後『また会おうよ!』って貴行から誘われたときには、既に私は貴行に惹かれ始めていたんです……」

同窓会での再会から、わずか2週間後にデートの約束をした2人。待ち合わせ場所として彼からホテルの部屋を指定されたそうです。

「普段なら『いきなりホテル!?』って感じですけど、飲食店はやっていないし面倒なことは省略して、そういうのもいいなって思ったんです。そして、彼に誘われるまま出かけました。

おしゃれなホテルで合流し、ルームサービスで食事を楽しんで、そのまま男女の関係に。

同級生ですが経営者をしている貴行は、私よりも年上に思えるほど頼もしかったし、話も面白くて。ウチの夫は、貴行とは真逆の静かなタイプなので、貴行みたいな人とのデートは新鮮でもありました」

■夫とは正反対の不倫相手に急速に惹かれ…

その後、月に数回はホテルデートを繰り返すようになった2人。奈々美さんの夫に怪しまれることもなく、不倫関係は穏やかに進んでいったそうです。

交際していくなかで、貴行さんには2度の結婚歴があり、最初の結婚相手との間に子どもが1人いることや、今は前妻と暮らしていること、2度目の結婚はわずか1年しか続かなかったことなどを知り、奈々美さんはそんな波乱万丈な人生を送っている貴行さんに憧れの感情を抱いたのだとか。

「私はお見合いみたいな感じで、『お互いに適齢期だから』と親戚に勧められた人と結婚しちゃったので……。正直、結婚生活もつまらないし、早々にスキンシップもなくなり子どももいませんでした。

そのせいか、次第に『貴行みたいな情熱的な人と再婚したら、きっと私の人生はもっと充実するんだろうなぁ』って思い始めていました」

逢瀬を重ねていくうちに、自然と「再婚したいね」「できれば一緒になりたいね」という会話も増え、奈々美さんはすっかりその気になっていたそう。

ところが、現実はそんなに甘いものではなく……。不倫を初めて5か月ほど経ったある日、とんでもない悲劇を迎えることになりました。


彼女を待っていた「とんでもない結末」とは…!? 後編に続きます。

同級生との再会をキッカケに、不倫にのめり込んでしまった奈々美さん。その後、彼女は貴行さんの隠していた“驚くべき秘密”を知り、不倫を後悔することになったそう。

やはり不倫という許されざる行為をしている以上、幸せにはなれないのかもしれません。だからこそ、どんな理由があっても不倫には手を出すべきではないのです。

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