朝の水洗顔はダメ! 絶対に注意したい「毎日のNG洗顔」

文・比嘉桃子 — 2021.8.22
正しい洗顔、できている自信はありますか? 実は、洗顔にまつわる知識には間違えやすいものがたくさん。間違った洗顔では、正しく汚れを落としきれていないかもしれません。今一度、自分の洗顔を見直してみませんか?

間違った洗顔していませんか?

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洗顔はスキンケアの基本中の基本。誰に教えられるでもなく、ルーティーンとして行っている人がほとんどだと思います。しかし実は、間違った知識で洗顔をしている人はかなり多いんです。

そこで今回は、間違えやすい洗顔の基礎知識をご紹介。これを機に自分流の洗顔を見直してみませんか?

泡立ちが良ければいい、はNG!

洗顔は泡立ちが命、と思っている方も少なくないでしょう。しかし、泡立ちが良いほど洗顔として優秀というわけではありません。

泡立ちが良いものは、それだけ脂をとる力が強いということ。乾燥肌の方が使うと、余計に乾燥してしまう場合があるんです。乾燥肌の方は油分や保湿剤が多めに含まれた洗顔料を使うようにしましょう。

逆にいえば、脂性肌の方には泡立ちの良い洗顔料が適しているといえます。肌質を見極め、自分に合う洗顔料を探してみてくださいね。

朝は水洗顔でいい、はNG!

朝は面倒だから水洗顔のみ、という方は要注意! 

水洗顔で落ちるのは汗やほこりのみ。寝ている間に蓄積した皮脂の汚れは、水やお湯だけで取り切ることができません。皮脂が残ったままだと、ニキビなどの肌荒れにつながるだけでなく、スキンケアアイテムが浸透しにくくなるという弊害も。特に皮脂の分泌が多い方は、朝も洗顔料を使うよう心がけましょう。

こすって汚れを落とす、はNG!

洗顔中、顔をごしごしとこすっていませんか? そのほうが汚れが落ちそうなイメージはありますが、実はNG行為。肌にとって摩擦は大敵なのです。

汚れが気になるところは、泡で洗うこと。洗顔料を泡立て、その泡を転がすようにして汚れを落とします。洗顔中だけでなく、クレンジングやメイク中なども摩擦には気をつけてくださいね。

熱いお湯で洗い流す、はNG!

特に冬になると熱いお湯で顔を洗う人が出てくるのですが、これはNG。

熱いお湯は肌のうるおい成分を一緒に洗い流してしまうといわれているのです。適切な温度は32〜34℃。少し冷たいかも? と感じる程度のぬるま湯で流すようにしてください。

日焼け止めは洗顔で落ちる、はNG!

肌に日焼け止めだけ塗っていて、メイクはしないという日もあるでしょう。そんな日は洗顔だけで済ませてしまう人も多いのですが、ここは要注意ポイント。

日焼け止めの中には、洗顔料だけでは落とせないものもたくさんあります。まずは使っている日焼け止めを確認してみましょう。日焼け止めが肌に残っていると、肌が乾燥しやすくなります。洗顔だけで落とせない場合は、クレンジングを使ってしっかりと落としきってください。

毎日の汚れは正しく除去して

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肌には毎日汚れが蓄積していきます。汗、ほこり、皮脂…これらをしっかり除去しなければ、肌荒れの原因になってしまうのです。毎日丁寧な洗顔をするのは面倒かもしれませんが、基礎だけ押さえていれば最低限汚れを落とすことはできます。

今回ご紹介した5つのNGに注意して、正しい洗顔を心がけてみてくださいね。

参考文献:小西さやか,『日本化粧品検定 2級・3級対策テキスト コスメの教科書』『日本化粧品検定 1級対策テキスト コスメの教科書』,主婦の友社,2016年

文・比嘉桃子(美容ライター)


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