不倫夫に天誅…!? 弁護士も唸った「妻がとった怖ろしい衝撃の復讐」
ドラマ『サレタガワのブルー』の監修弁護士に聞く「妻がとった衝撃の復讐方法」!
MBS/TBS系列で毎週火曜深夜放送中のドラマ『サレタガワのブルー』は、主人公の夫・⽥川暢(たがわのぶる)が、妻・藍⼦(あいこ)の不倫現場を⽬撃したことをきっかけに、法的⼿段等を⽤いて藍⼦に復讐をする物語。
今回は、ドラマの法律⾯を監修した岡本順⼀弁護⼠に「妻がとった衝撃の復讐方法」を聞いてきました!
不倫夫に「復讐」!?
復讐するのは妻よりも〇〇?
「男性に不倫されていると気づいたとき、かっとなって男性を困らせようとするのは、妻よりも不倫相手の女性が多いです。例えば著名人が週刊誌にすっぱ抜かれるのは、不倫相手からのリークの場合がほとんど。不倫相手が『妻となかなか別れてくれない』としびれを切らした結果のこともあるんです」
不倫相手の女性のほうがかっとしやすい、言われてみれば納得です。週刊誌となると一般の人からは縁が遠いですが、職場に不倫相手から電話がかかってきたら不倫夫は真っ青になりますね。そして、なかには『不義理な夫に嫌がらせをしたい』と考える妻もいたそう。衝撃の『復讐』について、ご紹介します。
不倫相手の家に乗り込む
「結婚数年目を迎える男性が、既婚であることを隠して、未婚の女性と付き合っていたケースがあります。彼はその女性と再婚することも視野に入れていたのかもしれません。
不倫に気づいた妻は、相手の家を突き止めて『私たち結婚しているんですけど!』と乗り込んでいったのだとか。浮気相手は面食らっていたそうです。
その一悶着がきっかけで不倫夫は浮気相手にフラれ、さらに妻にも別れを告げられたそう。いちどに二人の女性を失ったわけです。結局のところ、妻が一番『夫の嫌がること』を知っているんですよね」
だいぶアグレッシブな妻ですが、既婚であることを隠していた不倫男に、落ちるべくして落ちた罰だったのかもしれません。
あえて「離婚に応じない」
「夫婦の関係は冷え切っているのに『妻が離婚に応じない』というケースもありました。ひとえに『不倫相手と再婚したい』という夫の未来を阻むためです。
法律的なことを言うと、基本的に裁判所は『浮気した側』の離婚請求を認めないので、妻が拒否しつづけた場合、夫は離婚できないんですよね。『離婚された』よりも『離婚してくれない』ことに、男性は精神的ダメージを受けるようです。また慰謝料と生活費を比べた際、生活費のほうが高いことも、離婚に応じない理由のひとつになります。結婚している夫婦の場合、基本的に年収の高い方から低い方にお金を渡す婚姻費用の分担義務が発生します。一方で日本の慰謝料の相場は低く、約100〜200万円ほど。長い目で見て、生活費をもらうほうがお得だ、という判断があり得るわけです。
どうにも夢のない話ではありますが、あえて『離婚に応じない』ことは、精神的にも法律的にも『復讐』になりうると感じています」
不倫夫にすでに相手がいる、さらにある程度裕福…という条件が揃った場合のエピソードではありますが、常識の逆をいく復讐方法でした。法律的にも「離婚しないほうがお得なことがある」だなんて、目から鱗です。
いかがでしたか。不倫された本妻の「復讐」エピソード、ぞっとするような内容ばかりでしたね。くれぐれも不倫には気をつけて…。
Infomation
サレタガワのブルー
火曜深夜放送中のドラマ『サレタガワのブルー』(MBS/TBS系)より。
MBS/TBS系列で毎週火曜深夜放送中のドラマ『サレタガワのブルー』は、主人公の夫・⽥川暢(たがわのぶる)が、妻・藍⼦(あいこ)の不倫現場を⽬撃したことをきっかけに、法的⼿段等を⽤いて藍⼦に復讐する物語。集英社「漫画Mee」でセモトちか先⽣が連載している人気漫画が原作で、 藍⼦の腹⿊いセリフや、数々の修羅場が見どころです。
https://www.mbs.jp/saretagawa-blue/
カケコム
最速で、悩みを晴らす。トラブル解決プラットフォーム「カケコム」を運営する株式会社カケコム。
https://www.kakekomu.com
岡本順一
カケコム掲載弁護士。累計300件以上の離婚相談に応じた、不倫問題のプロ。ドラマ「サレタガワのブルー」の法律監修も。
https://www.kakekomu.com/lawyers/junichi.okamoto
©Giulio Fornasar/Gettyimages
©Dmitry Ageev / EyeEm/Gettyimages