ボイスレコーダーに残された真実とは…? “夫に不倫を疑われた妻”の「不倫の結末」【昼顔妻の告白 後編】

文・塚田牧夫 — 2021.8.1
不倫や浮気を疑って、相手にカマをかけることもあるかもしれません。雪乃さん(仮名・36歳)もかつて夫にボイスレコーダーを突きつけられ、「浮気の様子を録音した」と言われたことがあるそう。そのときは“カマをかけているのだろう”と思い相手にはしなかったものの、その後“思いがけない結末”が待っていたのだとか。はたして、その意外な結末とは……!?

ご主人に疑われてどうなった?

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「年下の不倫相手、大志(仮名・当時21歳)を夫の出張中に何度か家に招いたことがありました。ただ、夫に不倫の疑いを持たれてからは、派手な行動は控えましたね。

それでも、夫はカマをかけてきていました。“友だちが男性と歩いているのを見たらしい”とか、“寝言で他の男性の名前を呼んでいたぞ”なんてことも言ってきましたね。

でも、夫の性格は把握しています。何1つ確信はないのだろうと思い、すべて交わしていました」

不倫相手とはどうして終わった?

「しかし、別れは突然やって来ました。不倫相手の彼から“本気で付き合いたい女性がいる”と言われたんです。“ついにこのときが来たか……”といった感じでしたね。

いつまでも続けられる関係ではないし、夫も真面目に仕事をしていたので申し訳ないという思いもありました。なので、泣く泣く彼の申し出を受け入れましたね。

しばらくは引きずりましたが、徐々に心の傷も癒え、不倫をする以前の普通の生活に戻りました」

平穏な日々は続かなかった?

「大志と別れて3か月ほどして、夫から疑われることも、カマをかけられることもなくなったころでした。部屋の掃除をしていたら、ボイスレコーダーが出てきたんです。

それはかつて、夫が私に突きつけてきたもの。“部屋のなかで浮気の証拠を録音した”ということで、私にカマをかけるために使ってきたものでした。

私はそのボイスレコーダーをなんとなく手に取り、スイッチを入れてみました。電池がほとんど残っていなかったんですが、画面に1件、何かが録音されていると表示されていたんです。

そこで、それを再生してみると、とんでもないものが入っていました」

ボイスレコーダーに残されていたものとは?

「小さな物音や、テレビの音などが聞こえてきました。“まさか……”と思ったんですが、本当に部屋の音が録音されていたんです。

おそらく夫は、ボイスレコーダーをクローゼットなどに隠し、家を出る前に録音ボタンを押して、そのまま放置していったんでしょう。容量がいっぱいになるか、電池がなくなるまで録音しっ放しの状態だったようです。

家に帰ってきて、それを私に見せて、怪しい素振りがあるようならチェックしようとでも思ったんでしょう。ただ、私は一切動揺しませんでした。だからチェックもしなかったんですね。

実際早送りをすると、私と大志の生々しい声が録音されていました。ゾッとしましたね。間一髪でした。私は即座に消去ボタンを押し、証拠を隠滅しました」

“夫の疑いの目を交わし続けた妻の不倫の結末”をご紹介しました。

間一髪のところで大ごとにならずにすんだわけですが、はたして彼女の罪はそれで消えたのでしょうか。もしかしたら、償いの日々はまだ続いているのかもしれません……。これに懲りて、二度と不倫には手を染めないように暮らしてほしいものです。

©maotonfi/gettyimages