バツイチで年の差があっても… アラサー既婚女性が「夫より“不倫相手”を選んだ理由」【昼顔妻の告白 前編】
不倫相手との出会いは?

「今から5年くらい前です。友だちと食事に行ったんですね。タイ料理のお店でした。そこで私たちの隣に座っていたのが、のちに不倫相手となる亮介さん(仮名)でした。
亮介さんはひとりで来ていたんですが、料理が2人分運ばれてきていたんです。口には出しませんでしたが、“誰かに予定をすっぽかされたんだろうな”と感じていました。
亮介さんのもとにデザートが運ばれてきたときです。とてもおいしそうだったので、友だちに“あとであれ頼もう”と言ったところ、彼はそれを聞いていたのか“よかったらどうぞ”と声をかけてきたんです。
そのとき初めて彼の顔をちゃんと見ました。すると、めちゃくちゃ私の好みだったんです。実は私、昔から某男性アイドル系の顔がすごく好きで……。少年ぽく可愛らしい彼の顔を見て、ドキドキしてしまいました」
どうやって不倫関係に?
「お店での会話はそこまででした。ところが、お店を出たあとです。帰りの駅のホームで、彼の姿を見つけました。“さっきはどうも”みたいに声をかけられ、少し話をしたんです。話をしている間も見れば見るほど私のタイプだったので、思わず連絡先を交換し、後日ランチに行く約束をしました。
その後、昼間に彼に会ったときは私より5歳上ということでやや年齢は感じたけれど、やはりかっこよかったですね。
躊躇いはあったものの、私はそこで自分が既婚者であることを告げました。すると彼は、バツイチであることを教えてくれたんです。
しかも、彼が“君とは運命を感じる”なんて言ってきたので、私はすっかりのぼせ上がってしまいました。
そのまま彼と離れるのが名残り惜しくなり、ランチ後もそのまま一緒に過ごしてホテルに行ってしまいました」
当時の旦那さんとの関係は?
「夫とは結婚して4年。私の人生で2人目に付き合った人なんです。見た目はまったくタイプではありませんでしたが、居心地は悪くなかったんです。“こういう人と結婚すると幸せなんだろうな……”とぼんやりと思い描いていたら、その通りになった感じです。
ただ、亮介さんと出会って、まったく考え方が変わってしまいました。“好きな人と過ごしていると、人生ってこんなにも楽しいものなんだ”と気づかされましたね。
そこで私が求めているのは“安定”ではないと、“1度きりの人生を無駄にしたくない”と思うようになりました」
離婚に至るまでの経緯は?

「亮介さんと会うたびに、“この人とずっと一緒にいたい”という気持ちが強くなっていきました。そして私は、夫に“別れたい”と告げたんです。もちろん亮介さんのことは伏せています。
夫は冗談だと思っていたのか、最初のうちは取り合ってくれませんでした。私はそれがだんだんとじれったく感じるようになり、次第に私の言葉も強くなり、“毎日がつまらない”“生きていることが虚しい”と夫を咎めるように……。
夫が悪いわけではなかったので言っているうちに胸が苦しくなりましたが、どうしても別れたかったんです。すると、夫も深刻に受け止めるようになり、あるとき“分かったよ”と半ば諦めたように離婚を受け入れてくれました。
こうして私は晴れて自由の身となり、亮介さんの胸に飛び込みました」
夫を捨ててまで「彼との再婚」を願った女性の末路とは…!? 後編に続きます。
“既婚女性が不倫に堕ち、離婚へと走った理由”をご紹介しました。
彼女は夫に対して、それほど不満を抱いていたわけではなかったはず。一時の気の迷いかもしれないと、どうして思い止まることができなかったんでしょうか。
客観的にみると、決断を急ぎすぎているようにも感じられますよね。そんな彼女を待ち受けているのは、はたして幸せなのでしょうか……。
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