向井理の大人の抱擁にSNS騒然! いよいよ最終話『着飾る恋には理由があって』
すぐ仲直りできる大人の恋愛
真柴と駿、正反対の二人の恋はどんな結末に?(10話より)。©TBS
8話ラスト、全速力で走ったけれど、レストランデートの待ち合わせに間に合わなかった藤野駿(横浜流星)。代わりに真柴くるみ(川口春奈)と一緒にレストランに行った社長・葉山祥吾(向井理)は、酔っ払って帰ってきた駿に「どうして来なかった」と詰め寄ります。けれど、駿は翌朝きちんと謝り、テラスでのスペシャルな朝ごはんを用意し、二人は仲直り。一度の過ちがちゃんと取り返せるのは、大人の恋愛という感じがします。
ある日、真柴がSNSにアップしたバッグに、盗作騒動が持ち上がります。真柴に落ち度はなかったのですが、投稿にはステマを疑った批判的なコメントが集中し、個人SNSは休止。会社のSNSにもうまく投稿ができなくなってしまいます。やがて、課長(飯尾和樹)の配慮もあり、真柴はSNS担当を外れることに。
ほとぼりが冷めるまで、真柴は店舗で働くことに。葉山はそんな真柴のもとを訪れ、反省する真柴に「そばで見てて楽しかったよ」「真柴は間違ってない」と伝えます。レストランで真柴に告白めいたことをしようとして、できなかった葉山。けれど、駿との仲が順調そうな真柴を見て、香子に向かって「真柴が幸せならそれでいいんです」と伝え、身をひく決意をしたよう。
「真柴が笑っていてくれれば」という葉山と、駿はどう対峙するでしょう?(10話より)。©TBS
投げかけられたのは「欲しくない言葉」
店舗のスタッフにSNSの件をあげつらわれて「接客を控えてください」とまで言われ、落ち込む真柴。真柴が騒動に巻き込まれた当初から香子(夏川結衣)、陽人(丸山隆平)や彩夏(中村アン)を含めたルームシェアメンバー全員で家飲みをするなど、言葉でなく態度で真柴を支えてきた駿。約束していた釣りに連れていき、カレーを振る舞うなど、真柴を楽しませます。
やがて、駿が北海道で店をやらないかと誘われていることを伝えると「私も一緒に行きたい」と言い出す真柴。その言葉に駿は「逃げるな」「ちゃんと現実と向き合ったほうがいい」「今こんな感じで一緒にいてもダメになる」と伝えます。これまで、言葉ではなく態度で真柴に対する思いを表現することの多かった駿。告白でさえ「好きかも」だった駿が、自分からはっきりと想いを告げた瞬間。けれどそれは、真柴にとって厳しい内容でした。
自分が一度店から逃げたからこそ、そしてどんなときもまっすぐ仕事に向き合う真柴を見てきたからこそ、どうしても言わずにはいられなかったのでしょう。泣いて「ひとりになりたい」とバスで帰る真柴。先週に引き続き全速力で真柴を追う駿ですが、やはり追いつけません。
駿に「やめてもいいよ」「無理するな」と言ってほしかった真柴。けれどもそれは駿の言う通り、仕事から逃げているから。一方、絵がうまくいかない彩夏は陽人から「オレが夢支える」とプロポーズされて「今ほしいのはその言葉じゃない」と立ち去ります。彩夏は自分の居場所がはっきり見えているよう。でも真柴も彩夏も、好きな相手からほしい言葉をもらえないのは同じようです。
プロポーズを彩夏に一刀両断されてしまった陽人。二人の行方は?(10話より)。©TBS
駿からも逃げ出し、誰にも頼れず、とうとう泣いて葉山に弱音を吐く真柴。そんな真柴を葉山は抱き寄せます。とうとう最終話、駿と真柴はどうなってしまうでしょう?
SNSでは回を追うごとに葉山派も急増!(10話より)。©TBS
文・釣木文恵
ライター。名古屋出身。演劇、お笑いなどを中心にインタビューやレビューを執筆。
https://youtu.be/3OfcZbQ7DN8
Information
脚本:金子ありさ
演出:塚原あゆ子、棚澤孝義、府川亮介
出演:川口春奈、横浜流星、丸山隆平、中村アン・向井理、夏川結衣 他
放送日:TBS系毎週火曜日夜10時〜