本命になれて“幸せの絶頂”のはずが… 彼に突然告げられた「衝撃の一言」【アラサー女性の告白 前編】
彼との出会いは?
「今から10年以上前、時給がいいということで友だちに紹介してもらい、パチンコ屋さんでアルバイトを始めました。そこで彼と出会ったんです。
彼は私の4歳上で、バンドを組んで活動していました。あるとき、スタッフのみんなで彼のライブを見に行ったんです。普段、バイト中はヤル気もなくダラダラとしているのに、ステージ上では生き生きと輝いていました。
そのギャップにやられて、好きになってしまったんですね。ただ、彼には同棲している彼女がいました」
浮気相手となるキッカケは?
「それから何度か彼らのライブに足を運んでいたんです。するとあるとき、打ち上げに誘われ、そこで初めて彼と深い話をしました。
彼は片親で、“早く売れて母親に楽をさせてあげたい”と言っていました。ミュージシャンとして彼が音楽にかける熱い思いなどを聞き、ますます好きになってしまったんですね。
帰り際、彼に“家に行っていい?”と聞かれ、断る理由はありませんでした。私の運命の歯車が狂い始めたのは、思い返せばまさにあのときだったんでしょう」
正式に付き合うことになったのはいつ?
「浮気相手として1年ほど付き合った頃でした。彼が突然バイトに来なくなったんです。サボり癖はあったので、その時点ではまだ心配していませんでした。
ところが、本業であるバンドにも顔を出さなくなっていたようです。入っていたライブは全てキャンセル。連絡もつかなくなり、完全な失踪状態となりました。
すると1週間後、突然彼が私の家にやってきました。そこで、“バンドは解散した”と。さらに、“彼女とも別れた”と言うんです。
そのときは、彼が戻ってきてくれたことに幸せを感じていました」
彼に言われた衝撃のひと言とは?
「どこに行っていたのかと尋ねると、“沖縄に行っていた”と言われました。なぜかというと、彼の父親は沖縄の人だそう。自分のルーツは沖縄にあり、そこで自分を見つめ直してきたと言うんです。
かつて彼の父親は東京に出てきて、母親と結婚。彼が生まれました。しかし、何の仕事をしても長続きせず、挙句の果てに他の女性と関係を持ってしまったそう。そして、その女性が家に乗り込んできて、幼い彼は修羅場を目の当たりにしたそうです。
彼は言いました。“俺のなかにはあいつの血が流れている”と。続けて、“俺は人を幸せにできる人間じゃない”と言うんです。
せっかく私だけの彼氏になって、これから幸せな日々が続くと思っていたのに……。そんな複雑な気持ちで彼との交際がスタートしました」
女性を待ち受けていた「衝撃の結末」とは…!? 後編に続きます。
“幸せの絶頂で告げられた彼の衝撃のひと言”をご紹介しました。
ようやく本命になれたところで彼に告げられた衝撃的な一言。“この先に待っているのは不幸なのかもしれない”と複雑な気持ちになったのでしょう。
そしてこの後、雅美さんは彼の一言を胸に抱えたまま、本当に茨の道を突き進んでいくことになったそうです。
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