俺が全て払ってんだから…女性約200人に聞いた「一生忘れない夫の最低な言動」

文・田中亜子 — 2021.6.14
妻が夫に対して「死ねばいいのに!」とつぶやくドラマの名シーンがありました(2013年フジテレビ系列『最高の離婚』より)。そこで、20代から30代女性の集まるanan総研メンバー約200人に、それに匹敵するレベルの「最低だと思った夫や彼の言動」をリサーチしました。腹立つのも当然、時代錯誤なセリフのオンパレードです!

女性約200人に聞いた「一生忘れない夫の最低な言動」

夫 最低 最悪 言動

【アンアン総研リサーチ】


20代から30代の女性が集まるanan総研メンバー約200人に、「衝撃を受けた夫や彼の最低な言動」をリサーチしたところ、数多くの回答が寄せられました。みなさん、うっぷんが溜まっているよう。怒りを通り越して憎しみを感じるほどの心の声をご紹介します。

俺さま目線

「昔の夫に、『全て俺が払っているのだから、お前は居候だ』と言われた」(33歳・公務員)

「専業主婦です。夫に『あなたとは責任の重さが違う』と言われた。育児は私がメイン。命を預かっているのに! と悲しくなった」(35歳・主婦)

生きるうえでお金は必要だけど、それが全てではない。いま不自由なく働けるのは、着るものを洗濯し、食事を作り、生活する環境を整えてくれる人がいるおかげ。単に役割分担をしているだけで、夫婦は持ちつ持たれつの対等な関係であるのに、そんなしごく当然のことが、まだわかっていない男性がいるんですね。33歳の方の回答は、昔の夫とあります。別れて正解ですね。自立できるのであれば、我慢する必要なんてないです。自分にとってよりよい生きる道を選択していきましょう。結婚を考えている人は、事前にお互いの価値観を確認しあうのが絶対的におすすめです。

偏見のかたまり

「ある時、パートナーに『クロワッサン好きでしょ?』と聞かれて、『まぁ、好き』と答えると『女ってクロワッサンとか好きだよなー、だから太るんだよ』と言われた。バカにするために質問したの? とイライラして死ねばいいのにって思った。一緒に過ごしていること自体が時間の無駄だと思い別れました」(30歳・自営業)

でた、「女って」!。女性も「男って~」と言いがちではありますが、近年そんなことを言う人はだいぶ少なくなったように思えます。そしてこのパートナー、30歳の方の推測通り、わざと怒りを買うような言い方をしていますね。もしかしたら、他でむしゃくしゃすることがあっての八つ当たりだったのかもしれませんが、どのみち固定観念の塊のような器の小さい人です。

思いやりゼロ

「『エステとか美顔器とか使ってもたいして変わってないんだから、やるだけお金の無駄じゃない?』と言われた時は、『はー?』と怒りがこみあがりました」(33歳・専門職)

「ある基礎化粧品をずっと使っていました。ある日、なぜか突然『臭くて耐えられないから捨てろ』と言われた。腹立ちすぎて『お前のほうがよっぽど臭いわ!』と言い返したくなった」(32歳・専門職)

32歳の方は、言い返さなかったんですね。同じ土俵に上がらない、無駄な労力は使わない、さすがです。33歳の方は、腹立たしかったのでしょうが、同時に呆れてものも言えなかったのではないでしょうか。これらを発言したところで、言う側はスッキリしたとしても、平和な着地点は望めません。相手が不快になるだけの言い方はやめてほしいですね。伝え方の大切さを教訓としましょう。

以上、女性約200人に聞いた「一生忘れない夫の最低な言動」でした。ストレスは心身によくないですから、解決できるなら解決し、言ってもムダなら、別の楽しいことに目を向けて、ハッピーに過ごしましょう。


©Charday Penn/Gettyimages