恐るべき理由も… 「子どもが欲しい」と言い出した【男性の本音】4つ

文・塚田牧夫 — 2021.6.1
今まで子どもに関して話すことがなかった夫が、急に「子どもが欲しい」と言い出すこともあるようです。それは、彼が単純にそう思ったからではなく、他に意図があって言った場合もあるそう。では、そこにはどんな本音が隠されているのでしょうか。今回は経験のある男性たちに話を聞いてみました。

「酔った勢いだった」

「妻とお酒を飲みに行った翌日のこと。かなり飲んでいたせいで、頭がボーッとしていました。しかし、妻の機嫌がいつになくいいんですね。

しばらくして、妻は“子どもができたらここは狭いよね”なんて言い始めたんです。どうやら酔った勢いで、“子どもが欲しい”と僕が言っていたようで……。

“覚えていない……”とは言えなかったですね」タケル(仮名)/30歳

お酒の勢いで調子のいいことを言ってしまったパターンですね。なかには、覚えていないというショックなケースもあるようなので、パートナーの泥酔時の発言にはあまり期待しないほうがいいかもしれません。

「親の年齢を考えて」

「僕は親が40歳のときに生まれた一人息子なんですね。そのため、妻と結婚したときにはすでに僕の両親は高齢でした。

そんななか、最近になって父の持病が悪化したんです。“子どもはまだ先でいいかな”と思っていたんですが、親のことを思うと早めに初孫を見せてあげたいと思い、妻に“子どもが欲しい”と伝えました。

そのとき、妻はかなり喜んでいましたね」ダイスケ(仮名)/35歳

親が高齢の場合、この先何があるか分かりません。父親の病気をきっかけに、「早く孫の顔を見せてあげたい」と思うのは当然かもしれませんね。

「浮気をごまかすために」

「妻と一緒にテレビを見ているとき、途中でトイレに行ったんですね。戻ってくると、妻の真横に置いていたスマホがピカピカと光っていました。

どうやらLINEが届いていたようで、見たらなんと浮気相手からでした……。

確実に怪しまれているだろうなと思い、慌てて“子どもが欲しい”という話をすることでごまかしたことがあります」ハルト(仮名)/32歳

子どもの話題で気を反らせようという作戦ですね。一瞬はごまかせたとしても、その疑惑を妻が忘れることはないでしょう。

「2人でいるのが限界」

「結婚して3年。会話が少なくなり、関係がどこかギクシャクし始めました。いつの間にか家庭に険悪なムードが漂うようになり、これはヤバいと思ったんです。

なにか改善するキッカケは……と考えた結果、“子ども欲しい”と伝えることに。妻はかなり喜んでくれて、そこからはいい雰囲気になりましたね。

実際に子どもができてからは、妻とも楽しく暮らせています」コウジ(仮名)/34歳

「子はかすがい」とも言います。子どもという新たな家族が増えることが、夫婦にとってよい転機となったのでしょう。

“子どもが欲しいと言い出した男性の本音”をご紹介しました。

パートナーに「子どもが欲しい」と言われると、思わず嬉しくなってしまうかもしれません。しかし、その言葉の裏にはとんでもない本音が隠れていることもあるようです。

彼にそういった話を切り出された場合、彼の発言の意図や今後の計画を話し合うことから始めたほうがいいでしょう。

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